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当事者であるから、学べる

努力と忍耐と根性

学校時代によく言われた言葉。でも、これって本当なのですか?という疑問を持ちながら、学校でも一生懸命にやれば道が開けるのではないか?
私たちは、目的のための議論を一切行わず、一生懸命に何かをしようとする。
問題は、一生懸命という行為を大事にするだけで、目的は問わないところにある。日本社会は、目的を大事にしない社会だとつくづく感じる。子どもも大人も成長するのは当事者だからである。
 自分にとって逃げられない、問題だからそれを引き受けざるを得ない。だから成長するだけなのである。自分にどれだけ大事な問題なのか?一番はここにある。
同じように、自分の問題として考えられる仲間がいれば前に進むことができる。ただそれだけなのである。
誰かの問題であれば、自分は考える必要がない。よって成長も含めて必要のないことなのである。目的に代わって使われる言葉が、忍耐と根性である。人間の成長には欠かせないかのように思わされているだけなのに、人は努力と忍耐を今日も続けている。その虚しさに気づくことは、自分を否定することにつながるのかもしれない。

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