見出し画像

福祉事業所などのメンバー=Weとアーティストのコラボ企画「We×アーティスト」

毎年好評の企画の「We×アーティスト」は、第一線で活躍するアーティストと一緒につくる作品展です。ここでの「We」は「福祉事業所などの仲間」を表しています。今年は素敵な3作品が完成しました。作品ができるまでの動画や写真と共に作品展をお楽しみください♪

栄区生活支援センター × 松本光世
「手と足からの…アート」

栄区生活支援センターでは2回にわたり「手と足からの…アート」作品作りが行われました。センターの利用者さんがふらっと参加出来るよう、オープンで柔らかく、そして笑い声も起きる時間でした。作品を作っている時間もアートでした。

🎉第1回ワークショップの様子

https://youtu.be/iyJVkYl3v9w

🎉第2回ワークショップの様子

📝松本光世先生のコメント
◎手から→黒い画用紙に手型を描いて切り抜き、好きな色の画用紙と組合せて、シールを貼ったり色鉛筆で描いたり…一人ひとりの手から生まれた2枚の作品を組み合わせて、市松模様のみんなの作品ができました。それぞれの手の表情に、その人らしさが表れています。
◎足から→ダンボールに足型を描いて切り抜き、テープやマーカーで自由にアートすると…こどもの足や巨人の足も出現しました。
◎額縁…細長いダンボールをつなぎ合わせると、大きな額縁になりました。クリスマスの飾りのおまけもついています。
◎生活支援センターの皆さんには、たくさんのダンボールなどの材料を提供していただきました。利用者さんと職員の皆さんとの楽しい会話と笑顔と共に、身近なテーマや素材から、音楽や詩や物語も浮かぶようなアート作品が生まれました♪
📝栄区生活支援センター 菅穂波氏のコメント
今回のWe×アーティストでは、松本光世さんとのコラボで段ボールを使った作品を制作し、参加された利用者さんだけでなく、職員も一緒になって楽しく作業することが出来ました。利用者さんからは、「最初はアイデアが思い浮かばなかったが、やっているうちに浮かんできた」「楽しくできた」等と感想がありました。
センターはいつ誰が来ると決まっていないため、少ない人数の中ワークショップが始まりましたが、来る人に声を掛け多くの方に参加してもらうことが出来ました。

🌟完成作品

https://youtu.be/JVBbBK0CJ8o


わ~くくらぶ・さかえ × 川本みつこ
「春を待ってるうさぎたち」      

ログハウス風の木のぬくもりの建物の中でゆっくりの時間が流れています。
そこでわ~くのメンバーさんと川本さんのパステルワークショップが進みました。

🎉ワークショップの様子

https://youtu.be/Dgs9whtOOQg

📝川本みつこ先生のコメント
わ~くくらぶ・さかえさんを初めて訪れた時、「なんて素敵なアトリエだろう」と感激しました。天井も木で取り囲まれた広々とした空間は、時の流れが本当にゆっくり流れているように感じました。そして、アトリエのすぐそばには、長慶寺さんがあり、いたち川の上には真っ赤な柿の実がなっていました。今回、普段の制作では、絵を描くことがなかったメンバーさんにも描きやすいように、造形的に特徴のある「うさぎ」を描くことにしました。そして、この秋に拾ったどんぐりや木の実など自然のものを組み合わせて、リース作りにも挑戦しました。メンバーの男性の中には、「絵心がないから・・」となかなか描き進めなかった方がいらっしゃったのですが、「丸い顔に、長い耳をつければ、うさぎになるので、大丈夫です!」と声かけすると、とてもカッコいいうさぎが生まれました。他のメンバーの方も、今回パステル画ワークシショップに参加して頂いたことで、「パステル画、いいね。楽しいね」と言ってくださり、少しでも絵を描く楽しさを体感して頂けたら、嬉しいと感じています。参加してくださった皆さん、お手伝いくださったスタッフの方々、本当にありがとうございました!
📝わ~くくらぶ・さかえ 高澤氏のコメント
絵を描く習慣がほとんどない“わ~く”のメンバーは、パステルを目の前に最初はどうしたらいいのか戸惑っていましたが、川本先生のやさしい声掛けに、いつの間にか自由な発想で色とりどりの絵を描いていました。川本先生は、「あれれ?」と思うような絵にも「ここがステキ」「ここが面白いのでもっとこうしたらどうかしら」と、おもしろがってみてくださり、みんなが楽しめるようにしてくださっていたのが印象的でした。メンバーからは、「色を混ぜることで思わぬ色になって楽しかった」「消しゴムで白く型抜きができたのが面白かった」「自分にこんな作品を作れるとは思わなかった」
「みんな違う絵を描いていて、とっても上手だった」などの感想がありました。いろんな色を楽しんでいるときの、メンバーさんの笑顔がとってもステキな時間でした。

🌟完成作品

https://youtu.be/Weqcccx4UBk


横浜市立豊田小学校 個別支援学級 × 岡典明
「スケールフィッシュを作ろう!!」

2020年12月14日、17日と2回に分けて美術家岡典明さんのワークショップが豊田小学校図工室で行われました。参加してくれたのは豊田小学校個別支援学級の児童。

ワークショップは岡さんの「皆の好きなお魚を教えてください。」の優しい声掛けから始まりました。出てきた魚は「りゅうぐうのつかい」「ホオジロザメ」「かじき」「しゃけ」「シーラカンス」等々。普段食卓に並ぶ魚から水族館でしか見られない魚まできりがないほどに魚の名前が出てきました。
先生にお尋ねすると児童さんたちは日ごろから生き物が大好きで慣れ親しんでいるとのことでした。魚への想像力を膨らませてからワークショップがはじまりました。

🎉ワークショップの様子

https://youtu.be/xzycoKERaOk

📝 美術家 岡典明先生のコメント
軽量で柔らかいアルミ線は、子供でも自在に形を変えることができます。アルミ線で作る魚の骨組みは、子どもたちの発想で、細長い魚、ハートのような魚など、いろいろな形になりました。透明シートに油性ペンで描いたカラフルな鱗やヒレは、光を通すと色彩豊かな影を見せてくれます。子どもたちは手を動かしながら、自分が作っている魚の性格や泳ぎ方といった楽しいお話も聞かせてくれ、あっという間に制作の時間が過ぎていきました。
📝 横浜市立豊田小学校 個別支援学級 担任の先生のコメント
「泳げ!泳げ!『じぶんいろ』の魚たち」「どんな魚にしようかな?」
「うろこは、どんな色にしようかな?」「この魚、世界一すごい速さで泳ぐぞ!」「かっこいい魚ができたよ!」「不思議な魚になっちゃった、本当の世界にはいないかも・・・。」子どもたちの想像はぐんぐん広がり、やわらかなアルミ線は自由に形を変えていきます。同じ材料を使っているのに、子どもたち一人ひとりの「手」と「心」から生まれた魚たちは、一つひとつ違います。表情も違います。どんな波が来てもだいじょうぶ!、風が吹いてもだいじょうぶ!子どもたちの作った魚たちは、新しい生命をもって生き生きと、大きなおおきな海に泳ぎだしていきます。

🌟完成作品

https://youtu.be/3ZGjbJurwuk

3人のアーティストと仲間たちとの個性溢れる「We×アーティスト」の作品展、いかがでしたでしょうか。同じ作り方でも色や素材選び、そして作り手が変わるとこんなにも色とりどりのアートが生まれていきます。

▼egao projectオフィシャルサイトで見るにはこちら

http://ega-oproject.com/event/festival08/contents/online_wex.html

お家でワークショップ

自分でも何か作ってみたい!と思った方へ、egao festival vol.8では、お家で楽しめるワークショップを3つご用意しました。

● パイスケブローチをつくろう!
● △と□で“カタチ”をつくろう
● 玉ねぎの皮を使った草木染              

“作ってみたよ動画”と共にお楽しみください。そして完成した作品がありましたら是非画像をお寄せください。egao projectのSNS等で紹介いたします!

▼お家でワークショップはこちら

▼egao festival vol.8全体を楽しむにはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?