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【創作】心の灯火

月曜から金曜まで午前2時から3時間、生放送でお届けしている『ミッドナイトレインボー 真夜中の虹』通称まよにじ。本日もたくさんのメッセージをいただいております。どうもありがとう。

で、その中で気になる1通がありまして…いつもの放送でお届けしているのとは違う雰囲気の内容なんですけれど、ちょっとここで紹介させてください。

「はじめまして、僕は高校1年の男子です」とメッセージをくれたのはラジオネーム『まよにじの信者』くん。おぉっ、とうとうこの番組にも信者さんがつくようになったんだ。嬉しいかぎりですねぇ。

「僕は今、「まよにじ」を聴くのが唯一の楽しみです。学校では、毎日のようにクラスメイトにしつこくからかわれたり、持ち物が隠されたりしています。本当は行きたくないけど、親がうるさくて毎朝追い立てられるようにして登校しています」

「家では、いつも楽しそうにしている家族とうまく話せなくてずっと自分の部屋にこもってます。正直、生きてるのが辛いです。でも、「まよにじ」が聴きたいから生きてます。でも、辛いです。どうすればいいですか?」

…うん。

まず『まよにじの信者』くん、メッセージありがとう。きっと、君にとってとても勇気のいることだったと思います。それでも、一歩踏み出してくれたことに僕は心を揺さぶられました。本当に、どうもありがとう。

きっと、この番組を聴いてくれてるリスナーさんの中にも『まよにじの信者』くんと同じように生きづらさを抱えたり、過酷な状況に身を置いたりしている人がいると思うんです。

僕が『まよにじの信者』くんの代わりになったり、物理的に何かアプローチをしたりすることはできません。ただ、できることがあるとしたら何だろうって、このメッセージが届いてからずっと考えていました。

今から少し思い上がったことを言うけど、どうしても『まよにじの信者』くんに、そしてこれを聴いてる全ての人に伝えたいことがあるんだ。

できれば明日も明後日も、月曜から金曜までず〜っと、この番組を聴くために生きていてほしい。君が生きるためにここが大切な場所であるなら、僕はそういう場所で在り続ける
ように精一杯努力していく。君には、その道程を見届けて、いや聴き届けてほしいんだ。

『まよにじの信者』くんのメッセージは、僕が番組を続けていく上で大切なことを考えさせてくれました。何度も何度も読み返すうちに、心の中にポォっと灯りがともった感じがしました。きっとそれは今の僕らの足下を照らす灯りであり、これからの僕らが歩む道程を照らす灯りでもあると思っています。

ありがとね、みんな。
聴いててくれて、ホントありがとね。

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さて、そろそろお別れの時間ですが…あっ、さっき『まよにじの信者』くんが新たにメッセージ送ってくれまして。

「こちらこそ、僕の拙いメッセージを受け止めてくれてありがとうございます。明日も明後日もずっと『まよにじ』聴くために生きていきます。真っ暗だった僕の心に灯った火、これから大事に大事にします!」

うん、これからも聴いてて。また、メッセージも待ってるよ。それでは、また明日!

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