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病院への受診つきそいもケアマネの仕事?!

こんにちは、ケアマネジャーのあかねです。
今日は、利用者様の病院付き添いについて、お話します。

ケアマネジャーには基本的な仕事(ケアプラン〜本人や家族が望む暮らしを送るためにどんなサービスを使うかの計画書〜の作成や毎月のご様子うかがいなど)のほかに、さまざまな仕事がふってきます。
たとえば、「役所から手紙(または書類)が届いたけど、なにが書いてあるかわからない。どうしたらいいの」という相談から、「年金のお知らせがきたんだけど、見方がよくわからない。だいだい年金少なすぎだと思うけど、他の人はどのくらいもらってるの?」という訴えとか。「ヘルパーさんに花瓶の枯れた花を捨てるように頼んだのに、花だけ捨てて中の水はそのままなんだけど!」というお怒りの電話への対応などなど。

中でも、極め付けで、けっこうしょっちゅうあるのが、かかりつけの病院、あるいは救急搬送された先の病院での受診つきそいや入院手続きなどです。
え、それって、家族がするんじゃないの?
と思ったあなた。
その通りなんですが、付き添える家族がいない人や、家族も認知症だったり介護が必要だったりして、お願いできないケースがどんどん増えているのです。
で、しかたなくケアマネジャーが家族の代行をすることになる。
また時には、「本人だけ来てもわからないから、ケアマネジャーにつきそってもらって」と、ドクターからのご指名が入ることも。

通常の定期的なかかりつけ医への受診付き添いの場合、診察に呼ばれるまで、かるく1時間。診察時の付き添いに20〜30分。レントゲン検査などがあれば、さらに1時間。薬の処方箋を受け取って、お迎えにきた介護タクシーに本人をお乗せして見送り、薬局に処方箋をお届けして。。。
事務所にもどってくるまでに、短くて2、3時間、ちょっと混んでたりすると半日かかってしまいます。
もっと大変なのが、救急搬送された本人に家族のかわりにつきそって、入院するケース。
たとえば、朝10時に呼ばれて、事務所に戻った時にはすでに夕方、へたをすると夜になってたなんて時も。
とにかく診察してもらえるまで延々と待ち、検査を待ち、入院できるかどうかが決まるまで待ちに待ち、やっと入院が決まっても入院手続きに、さらに2時間。とにかくまるまる一日、ずうっっっと病院です。

こんなに時間をとられる大変な仕事ですが、通院や救急搬送に付き添ったからといって報酬を余分にくれるわけではなく・・・・、いえ正確に言うと、通院付き添いには加算がつくのですが・・・その金額は、
500円(1ヶ月に1回限り)。病院までの交通費ですか?!
丸一日がかりの入院時の付き添いは、加算もなく、完全無料。タダ働き。
家族の支援が期待できない方への医療支援は、まさにケアマネジャーのボランティア精神に支えられているのです。


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