見出し画像

7 「受容を伝える方法」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉 

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介してます。


受容のもたらす効果の中で一番大切なのは、自分は愛されていると子供が思うその内的な感情である。他人をありのままの姿で受容することこそ真の愛の行為であり、受容されていると感じることは愛されていると感じることである。
(第3章P38)


親が子供を受容すことと、受容している気持ちを子供に感じさせることは別である。親の受容も、子供に伝わらない限り、子供には何の影響も与えない。親は受容を子供に伝える方法をまなばねばならないし、それには特別な方法が必要である。(第3章P38)


親業を上手に果たすには、優秀なカウンセラーがやるように、受容を伝えるコミュニケーションの方法を学び、その技法を身につける必要がある。(第3章P39)


かつて、長女が高校生の頃に帰宅時間が遅くなることが心配で、厳しく叱り続けていた時期がありました。

「こんな時間まで!制服のまま遅くまで何してたの!補導でもされたらどうするの?いい加減にしない!」

私はこの言葉がけで心配している気持ちが伝わると思っていました。私にしてみたら、娘の身を案じて、愛情で対応しているつもりでした。

しかし、立場を変えてこの言葉を聞いてみると、心配したという言葉はどこにもありません。


血のつながりのない母と娘の間に信頼関係がしっかり築けていない状況の中では、責められ、脅され、怒られているとしか聞こえないかもしれないと「親業」を学んで気づきました。

まさに愛情があっても、愛情として届かないコミュニケーションを取っていたのでした。

ホームページ・face book、ブログ
公式LINE


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?