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15 「効果のないコミュニケーション」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介しています。


父親・母親業をするには、親の欲求の満足を妨げるような子供の行動を取り扱う、うまい方法が必要である。結局、親も自分の欲求をもっていて、生きるべき自分の人生と生活をもち、生きることから喜びと満足を得る権利を持っているのだ。ところが、多くの親は家庭内でのいい立場、楽な立場を子供に許してしまっている。そういう子供は自分の欲求を満たすように要求はしても親の欲求には全く無頓着である。
(第6章P96)

親の99%は、子供の行動が親の生活の邪魔になるとき、効果のないコミニケーションをしていると言っても過言ではない。
(第6章P100)


子どもの行動を受け入れられない、嫌だ、困ると思うことは日常生活の中にたくさんあります。

例えば、朝何度起こしても起きない、遊んだオモチャを片付けない、帰宅時間を守らない、歯磨きを嫌がる、学校からのお知らせを出さないなどなど、数え上げたらキリがないくらいあります。


そんな時に、ああしなさい、こうしなさいとつい、指示、命令、注意、お説教など一方的な言い方をしたくなります。必ずと言っていいほど、子どもは「うるなさいな」「今やろうと思ったのに」などの反発をしてきます。

困っているのは親である「私」なのに、「あなた早く起きない」「あなた片付けなさい」「あなたなぜ帰宅時間を守らないの」「あなた歯磨きはするべきでしょ」「あなたなぜお手紙を出さないの」とあなたが悪い、あなたが間違っているという、相手を責める言い方になってしまいます。


親業を学ぶまでは、このような言い方しか知らず、これが普通だと思っていました。

私を主語に自分が困っていることを伝えるという対応を知った時の驚きを今でも覚えています。


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