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6 「本物の受容」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉 

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介してます。

親に話しても助けてもらえないし、かえって危ないことのほうが多いのを子供は経験から学ぶ。その結果、無数の親が、子供が人生で出会う問題の解決に、手を貸してやる機会を失ってしまっている。(第3章P35)

人間は相手を心から受容する気持ちをもち、そのことを相手に伝えることができれば、相手をしっかり助けることができる。(第3章P35)

自分は今のままで、相手に本当に受容されていると感じると、人はそこから動き出す自由を手にし、思いのままに自分の変身・成長をはかり、能力を発揮する方法を考えられるようになる。(第3章P36)

親業を学ぶ前は、子どもが悩んだり、困ったりすると、困っている子どもを助けたい一心で、自分の解決策を押し付けることに一生懸命でした。

悩んでいる子どもをそのまま受容し、その子が自らの力で悩みや問題を乗り越えていくことを見守れなかったということです。

私が解決してあげなければ、乗り越えられないに決まっていると思い込み、子どもの成長や発達を信じていなかったのだと・・・

親が自ら子どもの成長のチャンスを潰す対応をしていたのだと愕然としました。

もちろん親のアドバイスが全く必要がないと言うわけではありません。ただ、子ども自身が自分がどうしたいのかを考え、悩むプロセスは成長に欠かせないと思います。その悩んでいる子どもの傍らで、悩んでいることを受け止め、自ら考えを進められるように話を聞くことの大切さを何度も実感しました。

なんでも親の言う通りの解決策に従うことが当たり前になると依存的で、他責になりかねません。

親業を学ぶことで、子どもの自立心や考える力を育てるには、まずはありのままの子どもを受容することなのだと学べました。


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