![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83916830/rectangle_large_type_2_3b0b0c86b3a819ee7ee46f47dded0dd2.png?width=800)
Photo by
zenpaku
詩/溺れる
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83916920/picture_pc_6e56c154f09b69fc4fdd8947d44719b3.png?width=800)
電車を降りた途端噎せ返る潮の匂いとベタつく風が迫ってきて
嗚呼、この町も溺れているのだと知った
ぼんやりと佇んだホームでなんとなしに舌を突き出せば空気まで塩気を含むようで、一気に蘇るのはあの日口に含んだ君の汗、その熱
決して、消えてなんてくれやしない
きっと僕も、この町のようにずっとずっと溺れているんだろう
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
実家の最寄り駅が海の近くなんだけど、帰る度に海の中にいるみたいだなって思う。
実際には海の中で匂いなんて感じないんだろうけど。
詩のタイトルってろくにつけないから記事名つける時が1番云々唸ってんなって思います。
よろしければサポート頂けると幸いです!