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教育・学びコンテンツをつくる際の癖と傾向

最近、教育・学びコンテンツ制作者として、「もしかしたら過去の癖が抜けきってないのかもしれない」と感じることがあります。

例えば、コンテンツの結論として
・取り組み紹介や事例紹介
・問題提起
で終わりたがらないこと。

仮に冒頭や途中でそういう内容を入れることがあっても、最後は
・◯◯をやってみよう
・△△を意識してみよう
という内容で締めたがること。

取り組みや事例、問題提起は投げかけ。
投げかけをするのはメディア媒体の役割だと思っていたフシがあります。
教育・学びをサービスとして提供するからには、投げかけのみで終えず次の一歩への手がかりを示すべきだと、無意識に思っていました。

そのような癖がつくようになった理由にも心当りがあります。
1つは、子ども向けの学習教材をつくっていたので、学ばせたいことの先にゴールがあるのが当たり前になっていたこと。
いわゆる「正解がない問い」やアクティブラーニング系に携わっていたこともありますが、学習の道筋のようなものを意識しながら制作をしていました。

もう1つは、企業内の育成担当として、事例や問題を投げっぱなしにするようなものは導入しづらかったこと。

その他、研修会社にいた頃に教育理論や学習の作法を学んだこと、大学の教職過程で指導法を学んだこと…細かいことが積み重なって、自分がイメージする「学びの流れ」が出来上がっていたのでしょう。

型というのもそれはそれでアリだとは思っているのですが、そのこだわりがコンテンツの方向性の選択を狭めているときもあるよなと感じます。
以前の記事で書いているかもしれませんが、何が学びになるかはそれぞれですから。

せっかくコンテンツ制作に専念する機会を頂いたのですから、いろんな方向性にチャレンジしてみたいものです。


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