恋愛不適合者

恋愛で最もつらいことは、「好き」のタイミングが合わないことだ。

以前ツイートしたものであるが、僕がそう思うに至った過程を記そうと思う。

「免許取ったからいっしょにドライブ行かない?」

バイト先が同じ、そして”彼氏持ち”の女はこの文面でLINEを送ってきた。そしてなんと”二人で”である。僕は少し彼女が普通に仲が良い女の子だったので、何もない(だろう)と俺は了承した。(今考えると、彼氏がいながら他の男とドライブはおかしいよね)

でも二人でドライブ。車内ではどんな話が…と思ったが普通にバイト先の話で盛り上がった。

その女の子の彼氏は以前同じバイト先であり、僕も知っている人であった。高身長イケメン優しい仕事できるの四点セットで、低身長チー牛性悪無能こと僕の完全上位互換である。その彼くんは就職のためすでに退職していた。

「彼くん、また忙しい年末だけでも戻ってきて欲しいね~」と言うと、

「私はもういいかな」と冷たく返す。

すかさず、「どうして?」と返すと、1000文字くらいの愚痴が飛んできた。中身はあまり覚えていないが、要約するともう別れたいとのことであった。ここでモテ男ならば、

「俺にしとけよ☆」

といえるんだろうが、なんせ彼氏にバイトでお世話になっており、そんなことをしようもんなら殺されそうだと思った僕は、聞き役に徹して終わってしまった。

そして気持ちが揺れているもう一つの理由として、”出会いがあった”というのだ。少し前に行ったという、免許合宿で。



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