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恋愛不適合者

恋愛で最もつらいことは、「好き」のタイミングが合わないことだ。 以前ツイートしたものであるが、僕がそう思うに至った過程を記そうと思う。 「免許取ったからいっしょにドライブ行かない?」 バイト先が同じ、そして”彼氏持ち”の女はこの文面でLINEを送ってきた。そしてなんと”二人で”である。僕は少し彼女が普通に仲が良い女の子だったので、何もない(だろう)と俺は了承した。(今考えると、彼氏がいながら他の男とドライブはおかしいよね) でも二人でドライブ。車内ではどんな話が…と思

    • 免許合宿、二人で行き一人で帰る③

      第三回です。 不合格の決定打は突然だった。 信号が手前で黄色に変わった。普段ならそのまま進む程度のタイミングだったが、ミスが続いていたため止まっておこうと思い、ブレーキを踏んだ。 しかし雪で滑り、すぐに止まることが出来なかったのだ。教官の「ちょっとちょっと!」の声を聞きながらずるずると滑り続け、停止線を過ぎてしまった。その時、私の頭の中は、 (停止線の減点は大きい。まだ信号も赤になるかならないかのところ。ならば、そのまま発進してしまえば良いのでは) もはや訳がわから

      • 免許合宿、二人で行き一人で帰る②

        第二回です。 卒業検定というのは、確認作業のようなもの。教官もかなりゆるく判定してくれる試験である。その理由として、何度も教習を繰り返しており、運転には慣れている時期。さらに検定の直前には「みきわめ」といったいわゆる模擬試験のようなものがあり、合格が厳しい場合はここで落とされるからだ。 そんなみきわめを一発で突破していたにもかかわらず、なぜ試験に落ちてしまったのか。 当日は教官に加え、教習生が4人乗った。私、一緒に合宿に来た友達、初対面の教習生二人だった。 天気は大雪

        • 免許合宿,二人で行き一人で帰る

          「君は不合格だから」 そう言われ、途中下車をした運転免許試験。実に3年前の出来事である。 大学1年の春休み、私は友達と二人で免許を取るために、山形へ向かった。(免許合宿あるある、山形行きがち) 「一人だけ落ちたらどうする?笑」などと会話をしたが、このときは現実になるとは全く思っていなかった。 そして、私が落ちたのは本免許の実技試験(いわゆる卒検)。 免許の試験は、全部で4つある。 ①仮免許の実技試験 ②仮免許の学科試験 ③本免許の実技試験 ④本免許の学科試験

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