AWSインフラ担当者のPC上に構成管理用の環境を作る
こんにちは。
Infrastructure as Code(IoC)が話題に上がって数年立ちます。多くの企業が大事なシステムへの実践投入をし終えているだろうと思っています。
自分のいる案件でも、コード化が一通り行われ、構成管理ツールを導入し、テストが不十分であるものの、導入の段階に終わりが見え、これからの継続変更管理に備えています。
表題の件は、そんな状況での、インフラ担当者向けに構成管理環境を作るという内容です。
現状そのいち
導入の段階に終わりが見えると、安定して変更管理を行っていくことにチームの関心が移り、導入時とは違ったメンバーが登場することがありますが、彼らは、インフラの構成管理を自分自身で行う準備ができていません。
今回は、2名−3名の体制での運用を想定しています。帯びに短し襷に長いという言葉も踏まえ、無難な解決策を探していきます。
現状そのに
インフラの構成管理を行うメンバーは、あまり開発に慣れてはいません。Gitやコマンドライン操作はもちろんやろうと思えばできますが、関心は薄く、苦手意識も持っており、習慣化もされていません。
今GUIのジョブ実行環境があります。Jenkinsです。たくさんのバッチが稼働しており、デプロイ機能も担っているなど活躍しています。
Jenkinsに乗せるのはとても人間らしい判断だと思います。しかし残念なことにJenkinsはシステム上の単一障害点になっています。
やること。
ここでは、インフラ担当者のPCに、構成管理ツールを操作するためのGUI環境を構築しようとしています。
GUI環境とはAWXです。データはファイルストレージを介して共有しています。
AWXはVirtualbox,Kubernetesで動かします。メモリ6GB、コア数を3つ必要とする強力なツールです。メンバーのPCのスペックはメモリ32GBもしくは16GB、という比較的強力な環境ですが、AWXを稼働させている最中は、ファンの音もこころなしか力強くなる印象です。
さいごな。
インフラの構成管理をGUI上で行えるAWXを、担当者のPC上に構築する方法は、手持ちのPCで実現できる素晴らしい構成ではあります。
しかし、ファンの音も力強く、少人数ならではのやり方なので
様子を伺いつつも状況に応じて構成を変えていこうと思っています。
それでは!
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