【幸福工学】情報収集や発表先に適切な国内学会は?

小出俊夫の研究サロンでは、幸福工学と銘打って、人々のより一層の幸福を目指し、行動経済学、脳科学、幸福論、工学などの分野をまたがる領域を研究します。直近では「ナッジ x ICT x 幸福」の掛け算による行動変容を促す仕組みを社会実装していこうと考えています。

さて、その結果を論文発表して学会からのフィードバックを受けたいので、その発表先として日本国内だとどんなところがあるかなと調べていました。発表先としては、情報系や行動経済学の分野が良いと思います。幸福論や脳科学などよりは、その応用に重きを置いた研究になりそうだからです。

電子情報通信学会

まずは私も所属している電子情報通信学会です。実は、あまりまとまった活動があるわけではないのですが、さすがは情報系では国内最大級の学会ということもあり、行動経済学やウェルビーイングなどの論文投稿も多く発見できます。

研究会等としては、CBE、HCG、LOIS、CQ、PRMUあたりを見ておくと良いかもしれません。

通信工学や心理学、脳科学等の様々な分野の専門家を委員として、急速に発展を遂げる通信サービスの進化に遅れることなく、人々の通信に関わる行動を様々な観点から捉え、通信分野への工学的な応用を目指す。
ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)は、心理学など他分野の学会と連携し、人にやさしい情報通信システムづくりに貢献するための活動を行なっている、電子情報通信学会の下部組織です。
本研究会では,知的生産活動に資するシステムやプログラムなどの構成技術,方法論など工学および社会学上役立つと思われる報告を歓迎致します.
情報通信サービスとネットワークの品質に関連して、通信工学・ 情報工学をメインに、心理学・社会学・ 経済学等にまたがる学際的な領域を対象とする。
電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会(PRMU研究会)は、 画像や音声などを代表とする各種パターンメディアを認識・理解するための基礎理論からその手法、 各種応用技術に関する研究を対象分野とした研究会です。

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