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幸せの因子の把握と向上のシステム

私の研究サロンでは「幸福工学」という分野を切り開くことになります。工学ですから、机上の検討や理論を作るだけではなく、得られた理論が実際に人や社会を変革するかを検証するところまでが研究です。先日は、研究サロンのビジョンを示し、具体的に検討すべきサービスやそこで必要となる機能の例を提示しました。

人々の幸福に寄与する工学の研究やサービスの開発において避けて通れないのが、人々の幸福を計測する手段です。先日のnoteではこれをいったん幸福度計測機能と定義してみました。この機能を実装するには、幸福とはなにか、より正確には幸福の尺度は何かを定義する必要があります。その分野の研究成果として注目に値するのは、「幸福」と「工学」の交差する分野で活躍する慶應義塾大学大学院の前野隆司教授の研究です。

幸せの4つの因子

前野教授によると、幸せは「自己実現と成長」「つながりと感謝」「前向きと楽観」「独立と自分らしさ」の4つの因子により整理できるといいます。より簡単に言い換えれば「やってみよう!」「ありがとう!」「なんとかなる!」「ありのままに!」の4つにより「心」が原因の幸せは表せるといいます。

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