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禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本 著:枡野俊明

ある人からもらったので読んでみました。
短時間でサクッと読めます。
インパクトのあることは書かれていないですが、私達日本人が忘れかけていたことを思い出させてくれるような本でした。

要約


所作が整えば、心も綺麗になるし、身のこなしも綺麗になる。
そのような人を他人は「美しい人」として見てくれるようになります。

この本では、日常生活で意識すると、綺麗になる所作を教えてくれます。


現代は時代のスピード、消費サイクルが早くなっています。
日本人は元来、地味ではあるが、しっかりとした美しさを持っていました。それを取り戻すときではないのでしょうか。そのために、禅の教えは非常に大切であると書かれています。
禅では、所作、つまり日常生活での立ち振舞がそのまま修行になると教えられます。これを「行住坐臥(ぎょうじゅうざが)」と言うそうです。
立っても座っても、寝ても歩いても、つまり人間の立ち振舞すべてが修行ということだそうです。

所作を整えることが何につながるのか?心が綺麗にになり、身のこなしが良くなることに繋がります。
心が穏やかであれば、言葉や仕草に優しさや思いやりがしみじみ出てくるものです。

実践してみようと思ったこと

姿勢について
頭のてっぺんとお尻の付け根をまっすぐに伸ばすイメージで。立っているときも座っているときもこれを意識すること。
たしかに、姿勢が良い人は堂々としていて落ち着きのある印象を持ちますよね。
なによりもこれを意識すると特に座っているときに自分の姿勢がすっと伸びることが実感できます。

食べるときの所作について
美しい食べ方をするために心がけることとして、茶碗や箸を大切に扱うこと。これを意識してみると、自然と食べ方まで上品になる自分を実感できました。

日常生活において、具体的にどのような所作をすればよいのか。ちょっとしたヒントが散りばめられています。


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