採用動画の最前線
皆さんこんにちは!
Effic編集部通称わたくしです!
4月を迎えて街も新たな雰囲気に包まれていますね!
私個人は4月にあまり良い思い出が無いのですが…しかも花粉症もなかなか酷いし…
………
とちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、今回のテーマは「採用動画の最前線」というテーマでお送りします!
前回は2020年度に再生回数が多かった動画 という切り口で見ていきましたが、今回は2本の実写PVから、どういった表現方法や構成が最近よく使われているかという切り口で見て参ります!
この表現にはこういう意味があるの?!など、この構成はこういう意味があるのでは、という感想やコメントやご意見諸々、心からお待ちしております!
1本目
さて、1本目はこちら!
前回もご紹介した動画ですが、こちらの動画です。
1分程度の長さですが、会社の雰囲気や特徴がすごく伝わってきます。
冒頭から13秒目まではイメージカットっぽい場面が続きます。
動画を観ている人は「何が始まるのだろう?」と疑問に思い始め…14秒でBGMの展開と合わせて暗転から社屋と思われる場面に移ります。
「こんなオフィスに入居しているんですよ」ということを視聴者にまず訴えかけ、以降、26秒〜27秒程度まで社内の雰囲気がイントロと合わせて流れます。
ここまでは制作者の意図を考えると、
「働くオトナ(敢えてカタカナ)ってこんな感じですよ」
↓
「入居しているところはこんなところですよ」
↓
「オフィスの中はこんな感じになっていますよ」
というハード面(オフィスや内装などなど)の部分ですね。
…と思いきや、25秒のところで太陽の光の光芒が入ってきている部分からBGMの盛り上がりに合わせて、場面が展開します。
28秒から、社員の方々の雰囲気や表情といったソフト面に移っていきます。
この「BGMの盛り上がり(切り替わり)とシーンを連動させる」というテクニックはドラマチックな演出が出来るため、よく使われるテクニックでもあります。
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例えば、映画。
中の人も観た、草彅剛さん主演の映画『ミッドナイトスワン』の15分版の予告映像でも使われています(この映画、本当におすすめなので、まだ観てない人は是非観てみてください!)。
水川あさみさん演じる桜田早織が草彅剛さん演じる凪沙に殴りかかろうとするシーンの次、11分49秒「あなたに会うまでは」というテロップと同時に渋谷慶一郎さんが手掛けたテーマ曲の盛り上がり部分に入っていきます。
そのまま12分55秒の箇所で凪沙と服部樹咲さん演じる桜田一果が一緒に踊りを練習するシーンでピアノの和音が響き始めて「何か起きてしまうのかしら」と視聴者にイメージさせます(同じく、13分28秒の箇所もそうですね)。
記事を書きながら改めて観ましたが、色味や表現の仕方など、この映画本当に良い…
この映画も含めて、映画の演出方法についてもどこかで記事を書きたいですね…
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…と少し脱線してしまいましたが、元の動画に話を戻します。
28秒でシーンが切り替わり、表情のアップ・引きの構図を散りばめながら進んでいきます。画面もかなり切り替えて構成していらっしゃいます。
画面が切り替わるところが多いとスピード感や疾走感を表現することができ、観ている人に会社の雰囲気を伝えたい、という意図が伝わってきます。
そして、最後に地球儀が回っているシーンで動画が終わります。
ここはイメージカット的に挿入して、「グローバル感」を出したい、という意図があるのでは無いかな、と思います。
また、手元や指先のシーンも随所に入れていくとメリハリが出ます。
こういった技法も最近の動画で良く用いられているのではないかな、と思います!
2本目
さて、続いて2本目はこちらです!
オフィスがおしゃれ…
この動画も含め、今日ご紹介した2本の動画は「レターボックス」という技術が使われています(よく見ると動画の画面上下に黒い縁があるのがお分かりになるかと思います)。
これを付けるだけで「なんかオシャレになる」簡単テクニックなのですが、wikiによると…
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映像技術におけるレターボックスとは、映像メディアの表示画面において他の画面サイズ規格でつぶれて表示されないよう、表示互換性をとるために、本来および横長比率の映像の撮影された映像部分の上限部に黒帯を追加した状態のものを呼ぶ。
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とありまして、ものすごく簡単に申し上げますとようは視聴者が見やすいように工夫をした結果、「画面の上下に黒縁を付ければ、視聴者がどんなテレビやモニターで見ていてもきちんと見れるのでは?」という先人たちの知恵の結晶なわけです。
ただ、最近は16:9の比率が多く「必ずレターボックスを使わなくてはならない」場合も少なくなってきています。
しかし、よく映画を見ると必ずと言ってよいほど、レターボックスが使われており、いつしかから「レターボックスを使うと映画っぽくなる」ということから、こういった企業や個人の方が作る動画でも広く使われるようになりました。
この動画でもご多分に漏れず、使われています。
また、この動画で非常に特徴的なポイントは「オフショット」のようなものも本編の中に入れている、という点が特徴的な点だな、と感じました(最後のシーンはまるで結婚式のようだなと感じました)。
見ている人たち(主に学生さんをターゲットにしているのだろう、と思いますが)が「何か雰囲気が良さそうな会社だな」「なんだか楽しそうだな」と感じてもらうことを目的にしているのだろうと思いますが、こういった表現も改めて見ると効果的だな、と感じます。
終わりに
記事を書いてみたら意外とマニアックめな内容になってしまいましたが、最近の採用動画で使われている表現方法などについての記事でした!
次回は「動画広告の目的・メリットとデメリット」というテーマでお送りします!
動画広告を出してみようかと検討はしているけど、いまいちメリットやデメリットが分からない…などという方は是非ご覧いただけたら嬉しいです!
こんな内容を読んでみたい!というのがありましたら、コメント欄にお気軽にご投稿ください!
本日もご覧いただき、ありがとうございました!
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