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語彙力構築のステップについて

語彙力の重要性

子どもたちの学年が上がり、読むべき長文のレベルが上がるほどに重要になってくるのが英単語やフレーズの語彙力です。
新たに導入された大学共通テストの50%が長文読解、残り50%がリスニングであり、今後は文法問題等の従来型の出題はほぼなくなり、長文を素早く読んでいく能力が重要視されるようになります。
その際に、カギを握るのはやはり語彙力、ボキャブラリーの豊富さです。

ボキャブラリー構築ステップ

そこで今回は、子どもがボキャブラリー(単語・フレーズ)を増強するステップについて書いてみたいと思います。
まず、語彙は大きく2つに分けることができます。一つは、読んだり、聞いたりすることが可能な受容語彙。すなわちインプットができる語彙です。もう一つは、書いたり、話すことができる発信(産出)語彙です。
母語において、私たちは多くの受容語彙を蓄えており、その中から必要に応じて適切な発信語彙を使用しています。従って受容語彙が豊富な人ほど、発信語彙もより効果的なTPOに応じた語彙を使用し、高い発信力を発揮することができます。
話している内容や書いている文章のレベルのみると、その人がどれぐらい豊富なインプット(読書など)を行ってきたかが分かります。これがライティングが最もレベルの高いテストになる理由でもあります。

段階的なアプローチ

子どもたちが英語の語彙力を蓄えていく際もこの受容語彙をまずはより多く蓄え、その後、発信語彙を磨いていくという段階的なアプローチが有効です。
例えば、最低でも英検3級程度の受容語彙を獲得してから、会話やライティングの練習を始めた方が、より実際的な内容ある学習活動になります。読める、聞ける語彙が少ないうちに、発信(話す、書く)活動をさせても貧弱なものになり、例えば挨拶や単語のやり取り程度の会話で終始する結果になります。
一方、第一段階では受容語彙(読める、聞ける)を増やすことに集中すれば、たとえ小学生の低学年でも英検3級レベルの語彙力は身につきます。子どもたちは大人が想像できないぐらい高い能力を発揮します。
そしてその後、それらの語彙を活用しながら、徐々に書いたり、話すトレーニングの比重を増やしていく方が内容が充実することはご想像の通りです。

英語4技能の実現

英語4技能(読む、聞く、書く、話す)力の重要性が指摘される昨今ですが、その実現のためには上記のような段階的なアプローチが必要だと考えます。
まずは「読む・聞く」活動を通して、より豊富な受容語彙を獲得させて、それから「話す・書く」より内容のある発信活動に取り組ませるステップなら、保護者も子どもたち自身も英語力の向上を実感しながら4技能を実現していくことが可能です。

もちろん賛否両論あるとは思いますが、以上の視点を鑑み、低学年からなんとか会話をさせようとか、まずはコミュニケーションが大事といったアプローチが果たして有効なのか、改めて考えてみてはいかがでしょうか。

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