久しぶりのライブハウス

先日、横浜アリーナの一角にある、ライブハウスへ出かけた。
長年のファンであるaikoのサポートメンバーで、キーボードを弾いている
佐藤達哉さんの還暦記念ライブだ。開演10分ほど前に到着。後ろ側に少し、空席があるくらいで埋まっていた。

開演時間。たつたつさんが登場。aikoファンからは、そう呼ばれている。
ご挨拶と軽快なMCの後、数曲の演奏を披露する。
それから、ゲストが一人づつ登場。紹介して一緒に演奏していく。後輩というバイオリンを弾く女性と、ZIGGYでベースを弾いている若い男性。久しぶりに生の楽器の音をこの距離で聴くとやっぱり、いいもんだなと思う。

それから、イギリス？から来日という設定の盛り上げ役の男性がクイーンを歌い、金髪をなびかせたドラマーが登場して会場を盛り上げていく。

そして、楽しみにしていた豪華ゲストが登場。
まず、LINDBERGの二人。学生時代、仲のよかった友人が大ファンだったので、その影響でアルバムは何枚か聴いていた。たつたつさんも準メンバーくらいで、活動していたらしい。大ヒット曲「今すぐKiss Me」を歌ってくれ、何とも懐かしい気分になった。

そしてこのライブ、最大のインパクトがあったZIGGYのボーカル、森重樹一さんが登場。自分は大ヒット曲「GLORIA」をカラオケでよく歌ってた記憶があるくらい、バンドもよく知らなかったが、たつたつさんも一時期、サポートメンバーだったようだ。

登場から喋りっぱなしだった。強い言葉とまくし立てるような話し方、時にジョークを交えて、観客を笑わせたかと思えば、自分の考えとあまり言わない方がいいような事を、これでもかと正直にたたみ掛けるよう話していく。それから、たつたつさんが聞きたい曲をリクエスト。何曲も歌ってくれた。

もう、感動だった。歌が上手いのはもちろん、還暦を過ぎているとは思えない声量とパワーに圧倒された。何というか、うまく言えないが本物だった。
自分には音楽しかないんだ。仲間っていいもんだよ。みんな、今日は来てくれて本当にありがとう。最高だ。演者側の気持ちが、客席へ伝わってきた。今日は来て良かったなと思った。

ライブからの帰り道、「俺は出来ねーことを、出来るように見せる奴がでー嫌いなんだ！」という森重さんの叫びが耳に残っていた。