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気づきとリラクゼーション

こんにちは。

日々、目の前のこと、身のまわりのことに対応していますが、何か問題が生じたときに、その時には解決策が思い浮かばず、オフのふとした時にアイデアが湧いてくる経験をすることがあると思います。

そういう経験をすると、自分の状態に大雑把に2種類の状態があるのではないかと思います。

私が推測しているところでは、自律神経系の、交感神経優位の状態と副交感神経優位の状態がそれです。

交感神経優位の状態では、目の前のこと、身のまわりのことからの刺激を処理することにリソースの多くが割かれて、自分の内面はなおざりにされがちです。

他方で、副交感神経優位の状態では、外的な対象・環境に対する注意を止めて、自分の意識に浮かび上がっている事柄をそのままに放任します。

そんなとき、「あ、そういえば!」という気づきが得られることがあるのではないかと思っています。

ここでちょっと、数学の写像(あるいは関数)とのアナロジーで記述してみたいと思います。

身のまわりの出来事をAとし、身のまわりの人をBとします。

この二つは、自分の意識の中に取り込まれて、A→A´、B→B´と変換されます。

そして、自分の意識の中にある考えをCとします。

自分の意識の中に気づきを生じることに対応する写像F(A´、B´、C)があります。

気づきをDとすると、D=F(A´、B´、C)となります。

この気づきのモデル化において、私が重視するのは、こうした写像があるという、自分の中での確信と、A´、B´が自分が事柄に相対する態度に依存している、ということです。

①前者では、しばらくいい解決策を思いつかず、焦燥感に囚われたとき、「これまでも、何かしらのいいアイデアを思いついてきた」、と思うことで、焦燥感をコントロールできます。

前にアイデアを思いついたからといって、今回も思いつくとは限らないのですが、そこは自分の存在を根拠なく信頼します

こうした根拠のない信頼が、私は自己肯定感として重要なのではないかと思っています。

②後者では、A´、B´は、単純にA、Bではなく、これらに対する自分の価値判断が投影されていると考えます。

事態AをポジティブにA´と捉えるか、ネガティブにA”と捉えるかで、気づきDに影響を及ぼすわけですね。

人の意見Bについても、ポジティブにB´と捉えるか、ネガティブにB”と捉えるかで変わってきます。

ここで、ネガティブに捉えてはいけない、ということが言いたいわけではありません。

フラットに、どちらもありうる、ということです。

ネガティブに捉えた結果、ポジティブな気づきを得られることもありますよね。

気づきの結果はポジティブに、ということを目指すのがいいと思います。

あるいは、ネガティブな気づきは捨てていく、ということですね。

というよりもむしろ、ポジティブな気づきを得られたときには、ワクワクしてきて、ネガティブな気づきなどどうでもよくなっていることがほとんどです。

自分の内から溢れてくる着想と、そのワクワク感が快の感情をもたらします。

失敗の体験も、そうした気づきによるさらなるチャレンジでひっくり返すことができる、そのようなエネルギーというか、そういうものが自分に内在している力なのだと思います。

以上、気づきは副交感神経優位の状態、リラックスしているときに得られることが多い、ということと、自分がいろいろなことに「気づく」存在であることを信頼する、ということについて述べました。

以下の「壁にぶつかったとき」という記事で、「ひらめき」について書いておりますので、よろしかったらご参照ください。


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