『ザ・ライジング』連載再開の挨拶(LLS風に始まり、曜ちゃんの台詞で終わる;沼津を舞台にした小説なら、『ラブライブ!サンシャイン!!』絡めたいよね、むりやりにでも!)

 (前回までの『ラブ◌イブ!サン◌ャイン!!』ならぬ、『ザ・ライジング』! ←斎藤朱夏/渡辺曜の声で再生されたらうれしい。というか、伏せ字の意味、もはやナシ)
 ……むろん、そんなポップな話ではない。
 さて。

 いまから15年ほど前、伊豆半島のつけねの町に深町希美というJKがおりました。おなじ年にバリ島のテロで両親をうしない、ひとり暮らしをしている女の子です。
 ともすればひきこもったり、やけのやんぱちで煙草すったりしてもおかしくないのですが、さいわいと彼女にはつよい友情で結ばれたともだちが幾人もいました。そのおかげでどうにかこうにか、毎日を過ごしています。
 芸能界のオーディションに応募して上位組に選ばれたり(これは両親の生前に応募していたのですが)、地元の町で日々を過ごす彼女ですがじつはこの子、教育実習で出会った年上の男性とおつきあいをしているのでした。
 その一方で、というか好事魔多しというべきか、その男性に恋慕する女が希美の通う高校におりました。その名を池本玲子といいます。この女、狡知に長けた”S”で、或る企みを胸中で弄んでおるのでした。
 noteに於ける『ザ・ライジング』再開後、読者諸兄はきっと、非常勤講師の音楽教師(♂)をあいてに学内で淫蕩にふける彼女の姿をみるでしょう。

 これまで登場した人物の紹介(名前と属性だけ)
 深町希美:主人公。聖テンプル大学附属沼津女子学院2年。吹奏楽部所属。
 宮木彩織:希美の友達。同2年。合唱部所属。似非っぽい関西弁をしゃべる。
 森沢美緒:希美の友達。同2年。部活不明、たぶん帰宅部。学業優秀。趣味・読書。希美らぶ。
 木之下藤葉:希美の友達。同2年。水泳部所属。カボチャが好きだがハロウィンに関心はない。
 赤塚理恵:同2年。吹奏楽部所属、お荷物。学院理事長の孫。池本の姪。
 池本玲子:聖テンプル大学附属沼津女子学院保険医。学外に同じ趣味また裏稼業の知己多し。オペラを愛す。
 上野宏一:聖テンプル大学附属沼津女子学院非常勤講師(音楽)。大河内と好い仲である。
 大河内かなえ:聖テンプル大学附属沼津女子学院教員(英語)。上野のベターハーフを自認。ゆえに最終章での彼女は、哀しい。
 高村千佳:聖テンプル大学附属沼津女子学院教員。希美たちのクラスの担任。ヘタレである。

 白井正樹:聖テンプル大学4年(学士入学)。過去に某都市銀行へ勤務。10歳ちかく年齢のはなれた希美に求婚中だが、そういう趣味ではない。

 それでは、7ヶ月ぶり(だっけ?)に本編、再開。
 「ぜんそくぜんしーん、ヨーソロー! からのぉ、敬礼!!」
 (……このときの曜ちゃん、本当にかわいいんだよな……)◆

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