東京UP

2日間の関東出張中に交通機関で遭遇した事例を2つあげようと思う。

事例1
日差しが強まりつつある中、歩いているとうっすら汗をかく、たまに吹き抜ける風に爽やかさを感じ感謝していたAM。
駅のホームの乗車列らしきライン上に並んで待っていると、隣や後ろに後続者ができてくる。電車が止まり乗り口が開く、並んだ順番で待っている人たちが進むまで、後続者の横や後ろの人達は入らず黙々と待っている。焦っている様子もなく穏やさに包まれるほどの妙な一体感を感じた。

事例2
仕事が終わり疲労した脳を動かしながら、最短の帰り道はどれやねんとiPhoneの地図片手に彷徨ったPM。足立区大通りの停留所でバスを待っていた。颯爽とバスが来たのはいいのだが、バスのフロントについている電光版を逆光で見逃してしまった。バスはどこへ行くのかと確認できなかったが乗ってしまおうと思考停止全開で挙動不審に乗り込もうとした時、後ろに並んでいた淑女が、声をかけてバスの行き先を教えてくれた。
どんな理由であれ、私の様子を見て困っているもしくは地元のやつではないやつなどと察し、先手を打って声を掛けてくれるという行動を起こしてくれた淑女。本当にありがとうございました。


上記2点になんと心の温まったことか。
待機列の1番に並ぶ事がしばしばあり、
自分の乗車テンポの悪さに勝手に焦り「すみませんでした!」といいながら乗り込む始末。
ごっつ恥ずかしかったのですが、それすらもそっと無視してくれる大人な気遣い。
老若男女問わずマナーを守る姿勢と声をかけて物事をスムーズに進めようとする姿勢に感心した。

私は大阪生まれ大阪育ち、大阪で過ごしているとあの焦燥感は大阪由来のせっかちさなのだろうかと思う事もある。
関西圏の通勤ラッシュはみんな急いでいる。
通勤ラッシュ時に遭遇したことのある猛者を下記に紹介する。


・順番飛ばし割り込み乗車
・ヌッと横から現れ降車する人たちをかき分けて乗車
・出入り口の真ん前で待ち、降りる者の妨害を行い乗車
・満員電車の乗降車時に、出入り口付近でハシビロコウのような眼差しで広告を見て微動だにしない者
・携帯や広告を見ること、喋ることに夢中で降車する人に気づかず、体を押されて降りる人にガン飛ばすやつ
・電車を降りる人の列が少しずつ進んでいるのに併せ、少しずつ進んでいるのに、後ろからグイグイ押してケツまくってくる野郎

交通機関を使用したら絶対にどれかは遭遇する者達だ。実体験満載である。私は大阪批判をしたいわけではない。
朝の通勤ラッシュのマナーが悪いのは東京も同じだ。
※後ろから歩いてくるサラリーマンにふくらはぎに蹴りを入れられ舌打ちされながら追い越して行かれたこともある。しかしその時の道は混み過ぎていて追い越しても人だらけであった。
大阪だって昼頃ぐらいは....

まぁ東京や大阪だのと主語を大きくするからややこしくなるのであるな。
どこ行っても一定数、てめーしか見えてないやつがいるということだ。
しかし旅先、出張先でのいい人達との出会いは美しく人の優しさに心打たれやすくなっていると思う。
それを差し引いてもお世話になりましたありがとうございますと感謝の気持ちを感じざるを得ない。

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