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「俺たちの箱根駅伝 下」読了

GPTってほんと駅伝のこと何も知らないな。箱根駅伝はそうじゃないんだよってぼやきながらイメージを生成した。

「俺たちの箱根駅伝」すごい作品だった。上下合わせて600ページ以上。圧巻のボリュームだが、1日で読み終えた。次が読みたくてたまらない。ご飯も食べずに一日中読み続け、読了後は清々しい気持ちになるいい作品だった。さすが、池井戸先生。

下巻は箱根駅伝がスタートする場面から始まる。各区間の難所を紹介しながら、走者の駆け引きを描いている。なぜ走るのか、その背景を知ると毎区間泣きそうになった。

一番泣いたのは浩太の雑草魂。どれだけ努力しても一流の才能には敵わない、届かない。それがわかると、ネガティブになり、気持ちが沈む。そういう感情って仕事でもあるよなっと思った。Xとかで凄い人の書き込み見ると、自分も努力してるのに何でできないんだっと卑屈になることがある。
大事なことは、自分の環境でどう戦うかなんだなっと改めて思った。トラック競技で敵わなくても、駅伝のコースでは分からない。仲間の後押しで実力以上のものが出せる場合もある。ほんと人生と同じだと思った。

この小説を読んで「マネージャーのあるべき姿とは?」を考えるいい機会だった。甲斐監督が素晴らしい。客観的なデータ分析、選手の観察力、選手を励ます言葉、任せる力、これはマネージャーに求められる力そのものだ。
甲斐監督のような振る舞いができるマネージャーになりたいなっと思いました。

本当、俺たちの箱根駅伝は名作でした。


Audibleでも聴けるので通勤中とか便利。通勤が楽しくなるね。


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