元フリーランスデザイナーが会社のデザインチームの代表になって1年弱が経ちました
こんにちは。Engineerforceデザイナーチームの代表をしております、谷田です。前回の飯田さんの記事に続いて今回は僕の記事を書かせていただけたらと思います。
何から書こうかとても迷いましたが…私がクリエイティブに出会った時からのお話を少しだけさせてください。
きっかけ
実は私のクリエイターとしての第一歩はUIデザインではなく、高校時代の同級生を集めて始めたYouTube活動からでした。
自分を筆頭にやっていたので企画・撮影・編集の全てに携わっていました。そしてこのYouTube活動を実績にして転職活動をしようと考えていたんです。今考えるとかなり浅はかですが、それだけ前の職業から変えたかったんですかね笑
前職との出会い
YouTube活動をしていくのと同時にひょんなきっかけから別の動画のお仕事も副業としていただけるようになっていました。その時に偶然出会ったのが前職の代表の方でした。そこでその方に「今の本職辞めようと思っていて、動画で転職しようと思っています」という話をしたら「どうせ良いところは入れないよ」と言われました。かなり直球ですよね笑
そこまで言われたのが悔しいこともあってもしよければあなたの会社で勉強させてくださいということで前職場にジョインさせていただきました。
そこでUIデザインと出会ったのですがこの出会い方が私の全てを形作ったんだと今振り返ると思います。どういったものかと言うと私が前職場にジョインした段階ではまだUIデザインというものが何かを知らない状態です。その状態ですぐマッチングアプリのUIデザインをする仕事が割り当てられたのです。
とにかく量をこなした
つまりUIをやりたくて出会ったのではなく気づいたら目の前にあったというような状態です。
さらに飯田さんの記事にあったように前職はオフショア開発も行っていたのですがその開発チームへの指示出しも自分、もちろんお客さんとのコミュニケーションも自分でやるような状態でした。動画に関することだけ行なって、UIデザインのことなんて何も知らなかった人間がやっていたと今考えるとすさまじかったなと思います。
私自身も早く一人前になりたいという思いがあって当時はひと月に2-3個のWEBデザインやUIデザインのプロジェクトを常に掛け持っているのが当たり前の生活をしてきました。
そしてEngineerforceと出会う
そんな生活をひたすら過ごし、自分にできることも増えてきたタイミングで飯田さんに出会いました。
デザインチーム立ち上げ
そこからの流れは飯田さんの記事に記述されている通りです。
私にとっては初めての自分がトップになるデザインチームづくりなのでもう少し苦戦するかなと思いましたが飯田さんの手厚いサポートもあり、立ち上げ段階でお仕事があったのもあって思ったよりスムーズに進んだなというのが当時の感覚でした。
フリーランスとの違い、そして意識したこと
前職も組織に所属していたとはいえ、業務委託。そして副業もしていたとはいえ個人で受けていたので個人で活動する時とチームで活動する時とはやはりいくつか意識したことがありました。
必ずしも自分が関わるわけではない
組織で仕事をしていく以上、すべての案件に対して自分が入っていくことはできません。
しかし現状、最初の商談では現在は大体自分が出ています。そのため、必ずしも自分がデザインを全てするわけでは無いことを常に念頭に置きながら打ち合わせ時にクライアント様と接することが大切だと感じています。
丁寧に接する
これは完全に私の育ってきた環境が良くなかったのですが、前職はどちらかというと業務委託の多いプロフェッショナル集団といった印象でしたがEngineerforceは必ずしもそうではないし、もちろん最高品質のクォリティを求めるのですが会社全体のビジョンやミッション、バリューが前提にある以上必ずしもそれが全てではありません。人としても会社としてもチーム全員で成長していけるように丁寧にメンバーと接することを意識するようにしています。(もちろん、Engineerforceデザインチームもクォリティは常に追求しています)
自分を正解にしない
デザインチームは若いチームでもあり、組織の人数も多くないので少し気を抜くと自分の一声が組織の正解になってしまうことが多くあります。
お仕事に関しては答えがないものだと考えていますし、デザインに関してはいえば、最終的に考えていかなければならないのは私ではなくユーザーです。そこだけは絶対にブレることのないように、自分の意見はあくまで自分の意見なのでそれが「正解」にならないようには常に意識するようにしています。
自分もチームのメンバーから新しいアイデアを得ることだってあるし、聞かれたらもちろん自分の経験をもとに考えは伝えたりします。それこそ「老害にならないように」は一番心がけていることです。
デザインチームのこれから
どのように私たちのチームを評価するかにもよりますが、私自身はここまでのチーム組成は間違っていないしむしろ思った通りになっているなという印象です。
ただ逆にここからが個人的には悩ましいです。メンバーが8人になって、Engineerforceという会社としても組織をどんどん拡大していきたい時期に入っています。デザインチームとしてはまだ増やしてもいいと考えていますがこれまでと同じペースでメンバー数を増やすのが果たして正解なのかと思う部分もありますし…
飯田さんの記事にもあったように、これからはもっと1人1人の能力やスペックを限界値まで引き上げることを考えていきたいです。極論、デザインはAIでもできるので、デザイン、PM、フロントエンドエンジニアに関する知見など、今のEngineerforceの中でより効率的に力を発揮できるような能力をもった人材ができるだけ多く出てくるような仕組みにしていきたいです。
今年の目標
先の目標は先述した通りですが直近の目標はまず、今いるメンバーで将来の組織目標に向かってきちんと成長していける環境を整えること。そして人数を15人まで拡大することです。
個人的には来年、つまり2025年がデザインチームにとって勝負になると考えています。そこで一気呵成に勝負をしていけるようにチームとして地盤を固める一年にしていきたいですね。
会社でも一目置く存在に
そしてもちろん社内でもデザインチームが会社全体を引っ張っていけるような心意気で活動していきたいです。今でも良い影響を与えられている部分があるとは思いますが、個人的にはもっとできると思っています。デザインチームがなくなったらEngineerforceではなくなるみたいな笑
そのためにも自分が積極的に他部門のチームとコミュニケーションとったりはたらきかけをしていきたいなと考えていたりします。
長くなりましたがこのnoteではデザインチームの活動が発信されていきますので思い出したら記事を読みにきていただけると幸いです。
Engineerforceデザインチームでは、新規サービスのデザインシステム作成や既存サービスのリデザインはもちろんのこと「これから社内にデザイン組織を構築していきたい」や「デザインに関する知見を蓄積していきたい」といった企業様に向けたサポートも実施しております。
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