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石丸伸二 2nd Season 「裏の顔」

ここにきて、紀藤正樹が石丸伸二を叩きはじめた。なんでだ。

紀藤さんと言えば、オウム真理教の被害者支援、XのTOSHIを洗脳したことでおなじみのホーム・オブ・ハートの児童虐待通報、そして、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済で有名な、いわゆる「人権派弁護士」である。脊髄反射で批判するネット民とは違い、時間をかけて裏をとり、確信めいたものがあるから糾弾している、という気配がする。買いかぶりすぎかな。前から石丸をマークしていたんじゃなかろうか。

いちばん注目を浴びる絶好のタイミングで刺したことは確かだ。

まず、7月8日、紀藤さんはXでつぶやく。

石丸伸二氏は「ほとんどモンスタークレーマー」

さらに、7月9日、紀藤さんはXで記事をリポスト。

石丸伸二氏の躍進を安芸高田の市議たちはどう見たか?
「独裁、パワハラ… 彼は安芸高田をガタガタにした」
「後継者が落選したのが民意」

https://news.yahoo.co.jp/articles/a21cdfb3df6ef71163b30394f60b6f854c123bf8?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20240709&ctg=dom&bt=tw_up


確かに、石丸の周辺は「統一臭」がしてた。選対本部長が、旧統一教会とズブズブ(とされる)小田全宏。応援演説に、旧統一教会系のメディアに出てズブズブ(とされる)田村重信。と、ひろゆきが「これは関係あるよね」と指摘してるけど、どこまで信じたらいいんだろう。あくまでも、ひろゆきだからなあ。それって、ファクトじゃなくて感想ですよね。

この件に関して、田村重信さんは反論はしてる。

「『世界日報』にコメントしたり、講演したり、
 YouTube番組のキャスターをやってましたが、
 これは統一協会と関係ないことです」

んで、石丸さんも反論してる。

 「私 #石丸伸二 は宗教団体と一切関係がありません。
 統一教会や創価学会と繋がっているなどというデマを
 流している人がいるので、注意して下さい。

さて、ドラマ「石丸伸二」シーズン2は、石丸の裏の顔が暴かれる展開になるのだろうか。

想像の域は出ないが、妄想は捗るわけだ。石丸伸二の莫大な選挙資金はどこからきてるのか?まさか広島県の安芸高田市長時代から統一協会が?じつは旧統一が擁立した候補者だった?なんてことになったら、ストーリーとしては面白いけど、そこまではなさそうな気がする。

石丸伸二。今現在、この人の支援団体に宗教の影があるかといえば、なくはない。だが、「特定の団体」に入れ上げていると思えない。この人は、使えるものはなんでも使ってやろうという人なんだろうと思う。サイコ気質。

安芸高田市長時代の発言「一番の目的は安芸高田市を有名にすること。そのために言葉は悪いが燃やせるものは何でも燃やす炎上商法だ」と言って、大ヒットしたファーストシングル「恥を知れ」が生まれたわけだが。反社会的な行動をためらわないという点においては、これはサイコな思考回路。まあ、石丸がサイコパスやソシオパスだったとしても、そこはそんなに問題ない、と思うけどなあ。もう落選しちゃったわけだし。甘いのかな。

かつてジャーナリストの江川紹子さんが

「(カルトは)その価値観ではなく、その集団が起こす行為や行動を問題視するべき」

「カルトは集団概念。宗教カルト以外にも、経済カルト、政治カルトなどの分類がある。統一教会の場合、この宗教カルト、経済カルト、政治カルトの面を全て合わせ持つ」

とか金言めいたことを言っていた。そうなのよね。石丸の思想信条は置いといて、信者や支援者が起こす行為や行動を問題視すべきなんだろうと思う。つまり、問題は、石丸はカルトの手先として動いてくのか。

個人的には、それはないと思うな。選挙敗戦後のメディア質問での「石丸構文」のコメント聞いて思ったんだけど。この男は、宗教団体や政治カルトに騙されるタマではない。先ほどの「使えるものは使え」の行動原理で、たぶん全方位、すり寄ってきた全団体、利用できるものを利用しているだけなのだろう。団体から選挙資金借りてたとしても、ポスター印刷代よろしく、踏み倒すのではないだろうか。

怖いのが、利用しているようで、利用されてしまっているケースだ。勇者石丸としては、正義執行のために使える武器はなんでも使いたいんだろうが、カルトは「呪われた武器」である。一度装備したら、外すことは簡単じゃない。もし、選挙で旧統一教会系団体の支援や、自民公明の抱きつき支援があったとしたら、選挙が終わったこのタイミングでの解呪をおすすめしたい。

カルトを資金源として利用しようとするサイコパスと、サイコパスの若造を操ろうと暗躍する政治カルト。こんな展開だったら面白いんだけどな。でも、程度の差はあれ、綱引き、騙し合いは、たっぷりしてそうな気がする。

さて、妄想おわり。

今日の音楽は、THE TIMERSで「宗教ロック」。

右よりの高須克弥にも左よりのラサール石井にも、そしてメディアにもまんべんなく叩かれてるってことは、強い政治団体のバックがないことの裏返しでもある気もするが。消去法で残る可能性は、たしかに旧統一教会と今だにつながりある自民党筋しか残らない。

ここから、さらなるとんでもない展開が、あるのだろうか。

ドラマ「石丸伸二」は、シーズン1の「都知事選篇」が終わり、シーズン2「裏の顔篇」に入った。ノワールから、一転ピカレスク・サスペンスへ。ヒールターンした主人公の活躍に期待したい。


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