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経済学 絶対優位と比較優位 貧困と格差問題 為替レートの影響 まとめ

経済ではよく耳にするものたちを現役大学生が要約しました。以下の3つです。

・絶対優位と比較優位

・貧困と格差問題

・為替レートの影響

重要単語には太文字で表示。

だいたい400字程度でまとめました。

読みにくい部分や間違えはご了承ください。

絶対優位と比較優位

お祭りの模擬店の例を使って国際貿易の利益を考えてみる。焼きそばを作るのが上手いAさん。一方でコーヒーを淹れるのが上手いBさん。この場合、Aさんは焼きそば作りに、Bさんはコーヒー作りにそれぞれ絶対優位にあることになる。Aさん、Bさんがそれぞれ交代で働いた時は得意の分野に特化していない為、特化の利益が損なわれる。また、片方だけ販売すると、片方の販売をしないトレードオフの状況になり、片方の販売から得られるはずだった利益、つまり機会費用の問題が出てくる。そこで、Aさんはコーヒーに、Bさんは焼きそばに比較優位にある為、より能力を発揮できる分野に特化させることで特化の利益を得ることができ、機会費用をより低くすることができる。このように、限られた時間の中でそれぞれの比較優位に特化させることで、全体の効率性を改善し、全体の利益を増やすことができる。これは、国際貿易に置き換えても同じように考えられる。


 貧困問題と格差問題

社会を構成する全体の所得シェアを低所得順に積み上げ、描かれる曲線をローレンツ曲線という。ローレンツ曲線と45度線で囲まれた面積を2倍したものをジニ係数といい、社会全体の不平等度を表す指標、つまり貧困を図るための指標として用いられる。そしてその貧困の中の国民所得でみると、世帯の所得がその国の中位の人の半分に満たない状態のことを相対的貧困という。その国や地域の水準の中で比較して、大多数よりも貧しい状態のことを指している。また、国や地域の生活水準に関係なく、人が生きるのに必要最低限以下の衣食住を満たせない人々を絶対的貧困という。世界全体では1日1ドル未満で生活する人の割合は低下しているが、今もなお極度の貧困で生活している人は世界で12億人程度いる。特に多いアフリカなどの一部の国ではいまだ改善が見られない。


 為替レートの影響

円安はドルやユーロの外貨に対して円の価値が下がることをいい、円高は外貨に対して円の価値が上がることをいう。例にすると、円高の場合1ドル=80円で、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより多くの125ドルを得られる。逆に、円安の場合の1ドル=125円では、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより少ない80ドルしか得られない。円安の影響は、元の金額に安くなった価格が上乗せされるので値段が高くなるが、輸出の増加と輸入の減少、ドル供給の増加とドル需要の減少で円高に戻ろうとする力が働く。逆に円高の影響は、元の金額から高くなった分の価格が差し引かれるので値段は安くなるが、輸出の減少と輸入の増加、ドル供給の減少とドル需要の増加で円安に戻ろうとする力が働く。このように通貨の交換比率である為替レートは、モノの値段だけではなく、ドル供給とドル需要の変化にも影響している。

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