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🍚いーるちゃん🥢ができるまで②

前回お読みいただき、また足を運んで下さった方、ありがとうございます。もう少しお付き合いいただけると幸いです。


一応事務所に所属し、仕事として始めたのに、いわゆる「ぶっち」をしてしまった私は罪悪感に苛まれたことと、無知故に法的問題が怖くなり、事務所の取締役である昔の職場の後輩S(挨拶を交わす程度の関係)に連絡しました。

こんにちは、私です、覚えていますか?実は今、あなたの事務所に所属しています。(言ってなかった)

人脈の鬼、コミュニケーション能力オバケの彼女はこんなモブキャラの私を覚えていてくれていた上に、詳しい話を聞きたいから、予定合う日電話しませんか?いつがいいですか?と言ってくれました。

私が尊敬する人ってみんなフッ軽なんですよね。いつか飲みに行こうと言っておきながら永遠に行かない女の代名詞であるいーるちゃんには眩しすぎました。


そしてSと2時間ほど電話しました。Sが私から詳しく聞きたいと思っている話はもちろんライブ配信についてだと思い、配信中にクソリスナーから受けた仕打ちや辛かったこと、わかりづらかったことなど、ライバーを続けられなかった理由を箇条書きにしてスタンバイしていました。(後輩との電話に箇条書きのメモを作成する辺りがコミュ障)

しかし、Sから出た言葉の数々を問いとして要約すると


ライバーとしてはもちろん、あなた自身が幸せになるには、私はどうしてあげたらいいですか?


というものでした。衝撃でした。そして己の愚かさを恥じました。もちろん私の箇条書きも役には立ちましたが、Sはそこに重きを置いてはいませんでした。度々になりますが、親しかったわけでは全くありません。仲良くしたとこで何もメリットのない地方在住低学歴主婦に対しても優しく親身になって話を聞いてくれました。そもそもSはそんなことを鑑みて私とコンタクトを取ったわけじゃないんですよね。根本的に、そういうところから私と違うんですよね。

Sは学生時代しっかり勉学に励み、キャンパスライフを謳歌し、コミュニティを築き、留学も経験し、大手企業に就職から数年、ベンチャーに飛び込み、事務所の設立に携わった方です。そういった意味では、高校卒業と同時に訪れた失恋のショックで人生どーでもよくなりフリーターになって気が向いたら音楽をやって、職場恋愛から転がり込み同棲をしてそのまま結婚して子育てをしている私も貴重な研究材料なのかもしれません。Sは絶対そんなこと思ってないけど。単純にライフスタイルの対極にある人間の話って貴重ですよね。


そんなこんなで数か月後、Sの紹介により海外の配信アプリでライバーとして再スタートしました。この配信アプリでの思い出は特にありません。リスナー欄はアプリ内通貨乞食botに占領されている上に、日本人、及び、日本語が話せる人が少なすぎました。そしてここでのライバー生命は諸事情により1か月でした。

しかし、この思い出のないアプリから、私は「いーるちゃん」を名乗るようになりました。ようやく生まれましたよいーるちゃん。なんだよいーるちゃんて、ふざけんなよ。


様々な理由により、eel、つまり鰻を自称しているのですが、デビューしたアプリでの名前は、長男の可愛い口癖でした。気に入っていたのですが、クソリスナーからその言葉で、その呼び名で呼ばれるのが辛くなり封印しました。


前述のとおり、諸事情によりこちらのアプリでの配信が難しくなり、事務所から現環境を紹介され、現在に至るという話でした。おかげさまで毎日楽しく過ごしています。

子供を産んでから、自分のために何かをすること、新しいことを始めることを諦めていたのですが、ここに来てからはやりたいことがたくさんできて、時間が足りないなぁという幸せな悩みができました。ありがたいです。


統括。学歴コンプ、豆腐メンタルで生きてきた自分を、ちょっとだけ好きになれたって話。


もう次回の話題がありません。何かテーマありませんか?

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