濱松の歳時記 1月
元日・初詣 お神楽 お年始 お年玉 年賀状 お雑煮 初日の出
縦並び父の下駄音初日の出
初夢・とろろ汁
とろろ汁薬も飲めぬ姉が喉
初荷 若水迎え 書初め
部屋拡げ墨の香占めて書初めぞ
初山
初山や石鹸かをり作業服
初競り
初競りや幟舞はせトラック来て
小寒
小寒の動かぬ釣瓶省く顔
出初式
出初式バルコニーからクラスの子
七草粥
母が節七草粥の鳥が歌
七草やストトントンとこぞ(去夜)叩き
成人の日
ぎこちない成人の日や選挙権
だるま市
入試年親子揃いてだるま市
鏡開き、蔵開き、田打雑煮
御供えや田打雑煮へ堅き餅
おこんにち
餅尽きて大寒前のおこんにち
もち米にうるち米を増して搗く餅
籾火鉢
ただいまも言わず抱きつき籾火鉢
もみひばち:火鉢に籾を入れ種火を入れて黒く焦がし一日かけて白い灰になる。火鉢全体が温かくなるから達磨ストーブのように部屋が暖かくなった。
もっちい
振舞の明日はもっちい早寝かな
もっちい(望日)、小正月、嫁たたさ、どんど焼
小正月姉は着物を着て見せて
やぶ入り
やぶ入りや母の後ろの遠き道
嫁たたき
五年生尻に手のひら嫁たたき
小豆粥
小豆粥やわらかく吹く気付かれず
どんど焼き
どんど焼き一気に空のお札燃え
大寒
大寒や最低気温更新日
初恵比須
初恵比須重ね重ねのお札貼り
神楽
お神楽やお前似ていて獅子の鼻
お年玉
お年玉握り友呼び映画館
とろろ汁
とろろ汁夫の腕前負けぬ鯵
だるま市
だるま市黙る人並みにほふ墨
空っ風
空っ風車を叩く片葉かな
焼納祭(秋葉神社)
焼納祭奥へ投げたし熱き頬
管粥祭
占いや管粥祭炊く五穀
ストーブ
ストーブや朝はさぶくて帰るころ
どんど焼き
どんど焼き掌炙りクラス会
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