ピノキオピー「アップルドットコム」考察

2017年に投稿されたやつ。
古いけど、古いからこそ考察の余地がある。
ちなみに、ピノキオピーの中で一番好きな曲でもある。

一番

テッテレテというリコーダーの音で始まる。
この曲、イントロのリズムが三々七拍子である。
リコーダーの音は楽観的で、三々七拍子は応援する時に使う。
つまり、楽観的な自分を応援しているのでは無いか。
「りんごは赤い 赤くてうまい 刑務所で食べたらさらにうまい」
刑務所でりんごを食べるほど楽観的。
「野良犬は噛む どうせまた噛む 腕まくりしてこっちから噛ます」
噛まれるくらいなら噛ませよう、という精神。
「バイトの面接準備万端 準備だけやって応募してない」
ここでも(別に大丈夫だろ~)っていう楽観的な所が見えますね。
「若手の頃の自分を見てるようで 可愛がりつつ出る杭打つ」
懐かしい思いを抱きながら潰しに行く。釘では無く杭なのは、最近の若手は強いという事を示しているのでしょうか。
「ほったらかしで腐っています にっこり顔に刺さってるダーツ」
精根腐ってるけど大丈夫、ダーツ刺さっても気にしない。
「めんどくさいからなんもしない じゅっぱひとからげの負債」
めんどくさいからの部分はこの主人公の事でしょう。主人公の一部を見ただけで周りは負債、邪魔、やる気無い人と認識しています。

二番

「「あいつ本当にめっちゃいい奴。」と言ってる奴がめっちゃ嫌な奴」
あるある。
「この世界を救ったヒーローも一部の人には好かれてない」
それな。
「ネットで検索携帯プランを賢く選んで ソシャゲ課金で月200万」
ピノソロとミクソロです。これで気にしないなんて、楽観的すぎます。
「平身低頭誠心誠意謝りながら 巨大な斧を担いでるカス」
嫌な上司に謝っている(平身低頭誠心誠意)時に思う感情(巨大な斧)ですね。カスは、そういう感情を抱く事を老害は悪い事だと思っている、という事でしょうか。
「深夜頭上にたまってるガス まったりムードで重罪科す」
今日あった事、深夜に回想しています。ネットでまったりと誰かを貶めた結果、重罪が科された。
「天竺着いてもなんにもない じゅっぱひとからげの未来.com」
いざ偉くなってもいずれ死ぬのに虚しいだけ。未来でいつか死ぬ。未来を悪い事と、じゅっぱひとからげにする。

三番

「りんごは赤い 赤くてうまい 死刑の前なのにやはりうまい」
やはり楽観的です。
「元気はないけど生きています ほんのりうすら笑っています」
楽観的だけど、何かをする元気、勇気が無いまま生きている。けど、未来に何か希望を持てるようになった。
「何にもないけどちょっと期待 じゅっぱひとからげの未来.com」
未来は何も無いけど、期待できるようになった。良い事です。
「コレガムズインダヨ」
最後の子供の声です。未来に期待する事が難しいのでしょう。

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