心理検査(WAIS IV)を受けてきた

実は心理検査を受けて参りました。
WAIS IVというテストで、言語・知覚推理・ワーキングメモリ・処理速度という4つの項目に分かれています。
「頭の良さ」を測ると言うよりは自分の得手不得手を測ると言った感じのものです。

株式会社kaienさんが詳しく説明をしてくれているので、貼っておきます。


検査内容については皆様が正確な検査結果を得られるようにするため、触れません。

さっそく、私の結果から見て参ります。

言語 108
1番高いです。言葉で適切に表現することが得意らしく、検査中の実感としても1番やりやすかったです。ただ、知識の面では若干偏りがあり、社会(外国の事や地理など)については得点が低かったようです。

知覚推理101
ほぼ平均です。関連性を見つけるのが得意で、全体から捉える傾向がありました。思っていたよりも低くなくてビックリした項目です。しかしながら、細かい間違いには気づけなかったり、見比べるといった作業は苦手であるようです。

ワーキングメモリ88
1番低いです。検査中もこれはダメだ〜と思いました。計算能力には問題はないが、関連性のないものの短期記憶が弱いために人の話を忘れたりすることがあるようです。あとは同時進行が苦手なので、話ながら書くなどのマルチタスクは不得意な分野になります。そして、物事に関心が写りやすいそうで、普段の忘れ物の原因はおそらくここ。

処理速度96
やや低めです。自分では手応えがあった項目なのでちょっと残念でしたが、言われてみると手作業は昔から苦手です。
ただし、全問正解ということでかなりの正確性があり、これは強みであるとカウンセラーさんには言われました。

IQの差がいくつあると発達障害であるという話もありますが、その根拠は見つけられなかったので恐らく正確な情報では無いのだと思います。

しかし、IQの差が大きければ大きいほどバランスの関係で生きづらさを感じやすいそうです。

私の主な困り事は、

・注意散漫
・対人に疲れる
・忘れ物をしやすい
・頭の中がうるさい
・予定変更、曖昧な予定が苦手
・日によって気分や体調に波がある
・言葉のニュアンスから傷つきやすい

今回の結果から言うと、ワーキングメモリが低い事や言語との差から来た困りごとが多い様に思います。

私は心療内科で、定型発達ではないが診断をつけるほどでもないグレーゾーンであると言及されました。これは診断ではありません。
今回の結果やカウンセリングからも、おそらく診断はつかないだろうと言われました。

私は診断名が欲しいわけではなかったので構わないのですが、自分で上手くカバーできていて二次的な障害(うつ病等)がないから発達障害としての診断がつかないというのはなんだか腑に落ちない感じがします。

確かにカバーはできています。ただ、そのカバーにも限界があり、無理をして限界を超えた時に二次的な障害に繋がるのだと思います。
皆が皆私のように高い心理検査をしに行くとも限らないので、凹凸を自分でも把握しないまま原因不明の生きづらさを抱える方も多いのではないでしょうか。

今ではグレーゾーンという概念が普及しつつありますが、これもまだ周知の段階ではありません。
また、発達障害という特性自体にも偏見や問題点が多いかと思います。

まずは、二次的障害を負う前に自分の凹凸を知る機会の提供や適切なサポートが普及すれば良いのですが…
私には今のところ何もできませんが、検査を受けた感想を通してこういった事例があるということをお伝えできればと思いこの記事を作成しました。

今回はここまでにしますが、何か思いついたことがあればまた書きます。

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