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交渉と営業の基本

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基本を学ぶだけで成果は変わります。 例えば・・・交渉の基本は 「問いには問いで返す」 「交渉においては、問いを投げかけている人が主導権を持っている」などなど。
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刑事コロンボに学ぶ交渉術 〜テレビドラマが教科書になることもある〜

突然ですが皆さんは「刑事コロンボ」を知っていますか? 私はとにかく大好きなのです(笑) 好きなだけではなくコミュニケーション能力や交渉術という観点でも、とても勉強になるのです。 これはあくまでテレビドラマの話ですが、現実の世界でも役立つことがたくさんあるのです。 そこで「刑事コロンボ」に学ぶ、交渉術とその魅力をご紹介します。 刑事コロンボの特徴「刑事コロンボ」はロサンゼルス市警察殺人課の警察官です。 つまり殺人事件を担当し、犯人を突き止めるのです。 そしてこのテ

「切り札温存の法則」ってご存知ですか? 〜交渉の基本〜

私がこの言葉を知ったのは20代前半の、プロゴルファーを目指していた研修生時代でした。 今でもお世話になっているコーチから教えてもらったのがこの言葉でした。 教えてもらった時の、前後の文章は次のような感じでした。 お前の武器はアプローチとパターだから、その武器をしっかりと磨くように。 そして試合ではその武器を使わなくてもいいように、マネジメントしていくように。 それが切り札温存の法則だ。 「なるほど!」と納得する部分と、ちょっと待てよ、それって結局全部上手くならない

間違った問いには「問い」を返すが交渉術の基本!

「正しい問いに間違った答えをするよりも、間違った問いに正しく答える方」が罪なのです。 その理由をご紹介していきます。 事例の紹介「どんな説明会なのでしょうか?」という問いに対して、次のようにやりとりが進みました。 お客様:そうなんですね。そのDMはまだ見ていないのですが、どんな説明会なのでしょうか? Mさん:それはですね、□□システムに関する説明会なのです。 お客様:そうなんですね。ではその□□システムというのは、どのようなシステムなのでしょうか? Mさん:それは

交渉術の基本 〜間違った「問い」を見極める〜

「正しい問いに間違って答える」よりも「間違った問いに正しく答える」ほうが罪!! だいたいこのことを話すと「なんのこっちゃ!?」と言われます。 でもこれは、交渉においても大切なスキル(技術)なのです。 質問に対して、間違って答えることはもちろん良くありませんが・・・。 それ以上に「間違った問いに正しく答える」ことが良くないのです。 それでは「間違った問いに正しく答える」ことが、どれほどコミュニケーションを悪化させるかを2年前の事例と共にご紹介します。 ぜひ2年前にコ

御用聞き営業マンが経営者と話が合わない理由とは

「御用聞き営業」って大切でしょうか? 「御用聞き」というのは、営業の世界でよく使われますが、お客様の困っていることをどんどん聞いて、吸い上げていこうというものです。 そしてその困っていることを解消してあげようとしたり、注文に繋げていこうという営業スタイルです。 サザエさんでいうところの「三河屋さんのサブちゃん」というイメージでしょうか。 懐かしい人には懐かしいですね(笑)よく分からない人はスルーしてください。 ある2人の会話    先日こんなことがありました。 営

提案する時のコツとは!? 〜簡単なトリック〜

今回ご紹介する事例は広告で「広告を出してみませんか?」という内容です。 でもこの広告というものは、正直やってみないと分からない。 だからこそ、その決断を促すために、提案が大切になってきます。 その提案は「この広告を出したら、このくらいの儲けが見込めますよ~」という内容です。 提案する時のコツは、相手がメリットをイメージできることです。 簡単な事例です営業:「30万円で広告を出してみませんか?50万円の儲けが見込めると思いますが、約束はできません」 お客様:「えっ?

提案する時のポイントとは 〜簡単なことです!〜

「広告を出してみませんか?」 こうやって営業をされたら何て答えますか? これだけでは、なかなか答えられませんよね。 何かを提案する時には、ポイントがあります。 商品の良さを伝えることも大切なのですが、その情報を相手が望んでいない場合もあります。 一生懸命商品の良さをアピールしても、相手が欲しい情報はその商品を「購入した後の○○○」なんていうギャップが発生することがよくあります。 先ほどの「広告を出してみませんか?」を、どんな風に言い換えるとよいでしょうか? 例え

営業資料の作り方とは 〜基本は営業する人が作るもの〜

ある営業マンが一言。こんな風につぶやいていました・・・。 「営業資料ってなんですか?」 要は、もう何が何だか分からない状況になってしまったようでした。 彼がもう何が何だか分からなくなってしまった背景には、次のようなことがありました。 ある事例部門ミーティングを開催していると、そこに社長が入ってきて、次のように一喝したそうです。 こんな営業ではダメだぞ! この商品は素晴らしいのに、なんで売れないんだ! この商品は、良い結果も出ているし悪いはずがない! お客様の事例を使

営業における・・・ビジネスメール返信の基本とは!?

「私は営業が苦手です」という人がよくいます。 そんな人に限って、営業をやったことがないものです。 いわゆる「やらず嫌い」です。 そして「営業」という言葉に良いイメージを持っていないことが多いです。 今回のテーマは「営業におけるビジネスメール返信の基本」です。 メールの返信において、営業マインドが少しあるだけで結果が大きく変わってきます。 営業のイメージ    はじめに、営業とは「何かを売りつける」のではなく 「相手に有益情報を届ける」行為です。 できる営業マン