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伝え方と話し方の基本

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「伝える力」とは「情報を正しく伝える力」ではなく「目的に沿って情報を届け、相手の感情や行動に好影響を与える力」だと私は定義しています。 そのためにはどうしたら良いのか? そのため…
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2022年6月の記事一覧

話し方のコツ 〜応用編〜

「話し方の3つの基本」は、伝える技術の基本である「相手の目線に合わせること」でした。 これからご紹介する「話し方の3つの応用」は、「合わせる」のではなく「引き寄せる」イメージです。 ①抑揚を意識するいわゆるメリハリです。ここではあえて相手と「合わせない」場面をつくります。 例えば・・・。 同じテンポで話してきたけど、突然早口で話してみる。 大きめの声で話してきたけど、突然ひそひそ話のような小さな声で話してみる。 抑揚を意識することで、相手の注意を引き寄せ、相手の聞

話し方のコツ 〜基本編〜

「話し方」は奥の深いテーマだからこそ、課題を絞り込むことが大切です。 そこで誰でも意識できる「3つの基本」をご紹介します。 話し方のコツ(基本編)は「相手の目線に合わせる」ことです。 ①言葉遣いを合わせる詳しいことはこちら「伝える技術 ~言葉遣い編~」でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。 例えば・・・。 知識が乏しい人に対して、専門用語を多用しないこと。 年配の方に対して、流行(はやり)言葉を多用しないこと。 子供に対して、過剰な丁寧語を使わないこと。

伝える技術とは「相手の目線に合わせる」こと!

専門用語ばかりを並べて説明した時に、相手が「ポカ〜ン」としてしまったら、それはNGです。 もちろん「ポカ〜ン」としなければ、問題ありません。 「小学生でも分かるような言葉で話すことが大切」なんて言われる人もいますが、相手が専門的に詳しい人であれば、専門用語で話すことも必要なのです。 しかし「ポカ〜ン」というリアクションをもらっては、よくありません。 伝える技術では「ポカ〜ン」とならないように、どのような言葉遣いで、伝える技術を発揮すれば良いのでしょうか? 「ポカ〜ン(

伝わらない時の原因でよくあること 〜言葉遣い編〜

「もうずっと言い続けているのに~、まだこんなことがわからないのかよ~」 こんな風に思うことはありませんか? 腹立たしい気持ちをグッと堪えた言葉ではありますが、見方を変えるとこんな言葉にもなります。 「もうずっと言い続けているのに~、まだ相手に気持ちを伝えられてないのかよ~?」 そうなんです。 何ごとも改善しようと思ったら、相手に指を向けるのではなく、自分に指を向けるしかないのです。 自分に何ができるかを考えるしか、改善の道はないのです。 伝わらないパターン冒頭に