うちで学ぼう！「生野区中学生NEWS」WEB版
生野区の中学生のみなさん、こんにちは！
生野区長の山口です。毎月、学校を通じて「生野区中学生NEWS」をお届けしていますが、読んでくれていますか？
この２月にお届けしたものから、学校休業になってしまい、しばらく発行できていません。新１年生のみなさんには、まだお届けできていませんね。今回、新学期になりましたので「WEB版」で発行することにしました。最後まで読んでくださいね！
まずは、新１年生のみなさん、ご入学おめでとうございます！
卒業前から何となくスッキリしないまま、家にいるかもしれません。楽しみにしていた学校生活や部活も始まっていなくて、実感がわかないかもしれませんが、みなさんはもう中学生です。気持ちを切り替えて、学校から渡された課題をやっておきましょう。
新中２の中３のみなさんも、進学おめでとうございます！
この時間に、英単語・漢字の暗記など「やればやるほど力がつく」学習を、毎日時間を決めて積み重ねてください。特に受験生は、この時間を苦手教科の克服に活用しましょう！動画で学べるサイトもたくさんあります。
他の中学生ががんばっている学習ノートを見たり、自分で投稿してみるのもやる気アップにおすすめです。スマホに勉強時間を消費させられるのではなく、うまく使って学習につなげましょう！
自分の考えをまとめてみよう！
さて、私は生野区長になって４年目ですが、その前は小学校の校長、もっと前は高校受験・中学受験の塾講師でした。専門は国語です。その経験から伝えたいことがあります。
この長い休みは、中学生のみなさんにとって実は大きな学びのチャンスです。
新型コロナウイルスが流行し、世界中で混乱が起きています。その様子をニュースやネットで見ながら、みなさんなりに「何かが今までと変わった」「これからもっと変わるかもしれない」と感じていると思います。
誰かの意見に乗っかるのではなく、メディアやネットから離れて、少し自分の頭で考えてみましょう。
◎新型コロナウイルスの流行で「初めて知った」ことは？
◎働き方や学び方で「変わった」ことは？
◎自分の気持ちや友だちとの会話の中で「変化した」と感じることは？
◎これから、どんなことが起きるだろう？
◎世界の国と日本の反応や対策のどこか違うだろう？
ノートや紙にキーワードを並べ、必要な情報は本や検索で確かめ、考えをまとめるのがいいですね。それを、人が読んでわかる文章にします。LINEで友だちと対話しながら考えるのもいいですね！
まとまりそうになったら、ぜひこの投稿フォームから送ってください！
スマホからの入力でも、作文を投稿することができます！手で書くのが好きな人は、保護者の方に打ち直してもらって投稿しても構いません。
「区長からの宿題」として「新型コロナウイルスで変わったこと」をテーマに、作文を書いてみてください。
※個人情報はしっかり管理しますので安心してください。
※生野区役所からの発信ではないので、質問はこちらのフォームでしてくださいね！
普段は通り過ぎてしまうような疑問を、時間をかけて考えてください。その時に役に立つ本を紹介します。
【読書のススメ】『１０代からの情報キャッチボール入門』下村健一／岩波書店
今回の新型コロナの情報で、みなさんがSNSで見かけたり、友だちから回ってきた情報は正しいものと確認できている情報でしょうか？テレビや新聞は、複数の人のチェックが入っていますが（それでもミスや偏りはあります）ネットの情報は特に注意が必要です。
この本は、身近な事例を取り上げながら「情報とのつきあい方」を知ることができます。……でも、この本はちょっと中学生には高いし、図書館も開いてないから手に入りにくいですよね。
そんなみなさんは、NHKの「メディアタイムズ」をチェック！フェイクニュースがどれだけ身近にあるか、知ることができます。
最後に：困ったら、相談しよう！
ずっと家にいて、そろそろしんどい人もいると思います。「フォートナイト」などのオンラインゲームに友だちに誘われて、なかなか止められず、それが原因で親に怒られる、LINEのトラブルを会って解決できないからこじれてしまう……「もう無理！限界！」という人もいると思います。
まず、今は自分と周りの人の命を守るために、できるだけ家で過ごしてほしい。でも、いろんな相談窓口はやっています。電話やメールやLINEでつながることができる先があります。
大阪市の相談窓口もあります。
「しんどい！」って言っていいねんで！自分の命や心が守れそうに無いときは、大人に助けを求めてください。
最後にもう一度「生野区小中学生・作文チャレンジ！」の投稿ページを貼っておきます。ぜひ挑戦してみてください！投稿する前に、メモアプリに入力してからコピペした方が、落ち着いて書けます。
https://forms.gle/88QT3YLjquJWGgoj7
「１００年に一度」に出会ったことを、「あの時はコロナで学校が無かったけれど、そのお陰でこんなことを考え、知ることができた」という学びに変えてほしいと願っています。
少しのんびり、でも、じっくり。
みんなで、がんばりましょう！
２０２０年４月１８日 大阪市生野区長 山口照美