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【逆質問リスト付き】公務員試験面接の「最後に何か質問ありますか?」攻略マニュアル

官民共通で面接の最後には

何かご質問はありますか?

という逆質問タイムがあります。


受験生としては意外と厄介に捉える人が多く、

  • ここでも何か試されている!

  • 最後の自己PRで爪痕を残さねば

  • 俺は受かるのか?それ以外疑問なんてないわ

など困っている方も多いこの逆質問。

本noteリリースのタイミングは2023年7月、まさに公務員試験の面接がピークを迎えている時期です。

X(旧Twitter)ランドは面接に関する様々な憶測が飛び交い大盛り上がり状態です。

そんな中、逆質問で自己PRを強引にブチ込むことの是非についても話しが盛り上がっていました(詳細は以下のツイートの引用をご確認ください)。


今回はこの逆質問の対応について切り込みます。

その前にお前は誰やねん?って話ですが、
私は、大手公務員試験予備校で10年ほど勤務経験があり、毎年100名以上の公務員を目指す受験生達の面接指導に携わってきました。

現在は転職し、民間企業の管理職として日々の業務の一環で人材の採用活動や面接に携わっています。

私は人事ではないのですが、現職で数十名もの人材を採用してきており、その何倍もの人数の面接をやってきていますので、恐らくは現場系職員の中ではかなり面接のプロの部類に位置すると自負しています。

ここも大事なところですが、多くの面接指導を行っている予備校講師やキャリアカウンセラーと異なり、私自身は転職活動で定期的に面接を受けていますし、実際に転職もしています

改めて、逆質問の攻略講座スタートです!


なお、公務員試験の面接対策について、以下のnoteにテーマ別でまとめています。
逆質問以外にも気になるテーマをかいつまみ的に学習していただくのがオススメです。


本noteは前半部分は無料で、後半部分は有料としています。
無料部分だけも要点やポイントはある程度学べますが、全体を読んでいただければランチ1回くらいの価格で効率的に逆質問の突破法を学べる講座となっています。


一部有料としているのは、

  • 凄く簡単で誰でも真似できる内容の割には、意外と出回っていない

  • ノウハウやテクニックが拡散され過ぎてしまうと差別化できなくなる

といった理由です。


もうちょっと別の言い方をすると、
面接官をやっている人は当たり前に理解しているけど、面接を受けているだけの人はわかっていない、ちょっとしたポイントを有料部分ではお伝えします。


面接に臨む前、面接対策のお供に是非とも参考としていただければと思います!





前提として逆質問での大逆転はない

結論からいうと、逆質問に到達した時点でその回の面接の合否は確定しているので、妙なことはしないようにすべしです。

残念がら、不合格相当の評価が逆転することはないです。

とはいえ、この逆質問でおかしなことをやらかすと良い評価がひっくりかえる可能性は依然として残っているため、最後まで気を抜けないこともまた事実です。

そこで、逆質問でやってはいけないことや避けた方が良いことをしっかりと理解しておきましょう。

逆質問タイムでのNG集

「質問はないです」はNG

一般的に面接では、面接官からの質問への回答が中心で受験生側からの質問ターンはあまりありません。

一定程度下調べをしながら面接に臨んでいることは前提とはしつつも、何の疑問や不安も一切ないということは普通はあり得ません。

質問をしないとなると、

質問なし=疑問はない

ということで、
「やはりこの人は志望度が低いのかな?💦」
と思われてしまっても致し方ありません。

基本的には、機会を与えられたのであれば質問はするものである、という認識は持ちましょう。

質問しすぎもNG

質問しないことの逆パターンですが、
何個質問する気やねん!
な受験生もいます。

これは面接対策をやりすぎで?仕上がっている受験生に多くみられます。

面接は一人一人時間が決まっていて、時間内に仕事を終えることが公務員云々以前に社会人としての基本的マナーです。

逆質問は面接最後の5〜10分で時間が与えられるので、質問はできて3問くらいが限度です。

厳密には残り時間と面接官の雰囲気次第ではありますが、失礼にならないように配慮したコミュニケーションをとることを意識してください。

待遇面の質問だけもNG

待遇面の質問とは、

  • 年収はいくらになりますか?

  • 有給は本当に取れますか?

  • 残業は毎月どのくらい発生しますか?

  • 残業代はきちんと支払われますか?

などのような質問のことです。

気になるのはわかりますが、この面接の場ではあまり聞かないでおくほうが無難です。

一切質問してはいけないのか?
というと、そうではありません。

こうした待遇面への疑問が就職・転職する上で絶対に譲れないものであるならば、聞いておいた方がいいでしょう。
ただし、面接本チャンのところで「仕事へのやりがい・使命感」などを中心に自己PRしていたのに、最後に待遇のことばかり話すことに矛盾を感じられ、再度追及が始まるなどということもあり得ます。

リスクを理解しておいてほしい

総じて、基本的には業務やキャリアに関係する内容で質問しておくのが一番無難です。

無理やり最後の自己PRをするのも印象は悪い

面接官をやっていると、最後に自己PRを無理やりねじ込んでくる候補者にたまに出会います。

また、予備校やキャリコンの一部の指導者はそのような面接指導を行なっているせいか、就活界隈でも毎年「最後に自己PRねじ込み勢」が出てきます。

普通に考えて会話が全然成立していないに等しいので、印象はよろしくないです。

これもやめておくのが無難と捉えましょう。


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