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公務員試験生物(自律神経)

このnoteでは、ワンコインで公務員試験でよく出る知識を解説します。
ながら勉強とか、スキマ時間勉強で気軽に1点とりましょう!

お題

自律神経系の働きに関する次の文章の空欄ア~オに当てはまる語句の組合せとして、妥当なのはどれか。

自律神経系は、交感神経と( ア )とからなり、多くの場合、両者が同一の器官に分布し、 相互に拮抗的に作用することにより、その器官の働きを調整している。交感神経が興奮す ると、その末端からは( イ )が、
( ア ) が興奮すると、その末端からは( ウ )が分泌され、 各器官に働く。例えば、交感神経が興奮すると、心臓の拍動が( エ )し、気管支は( オ )し、 膀胱においては排尿を抑制する。

   ア        イ         ウ      エ    オ
1.感覚神経  アセチルコリン  ノルアドレナリン  促進  拡張
2.感覚神経  ノルアドレナリン  アセチルコリン  抑制  収縮
3.副交感神経 アセチルコリン  ノルアドレナリン  抑制  収縮
4.副交感神経 ノルアドレナリン  アセチルコリン  促進  拡張
5.副交感神経  ノルアドレナリン  アセチルコリン  抑制  収縮

都庁平成27年度

自律神経のテーマは公務員試験の生物超頻出分野です。
苦手な方は是非ともここでマスターしておきたいところです!

なお、この分野は神経細胞の基礎を学んでから取り組んだ方が理解が進みます。
以下のnoteを先に読んでから本noteで学習してみてください。


自律神経系の機能

自律神経系の働き方のイメージを作るために、有名な 3 特徴を押さえましょう。

自律神経系の 3 つの特徴
❶ 自律性支配:自律神経の支配対象は内臓であり、無意識に支配する
❷ 二重支配:1つの標的器官は交感神経と副交感神経の両方に支配されている
❸ 拮抗支配:同じ器官に対する交感神経と副交感神経の作用は拮抗する
例1.心臓の拍動の増加は交感神経に支配されている一方、拍動の減少は副交感神経に支配されている。
例2.血圧の上昇は交感神経に支配される一方、血圧の低下は副交感神経に支配される。

用語自体も結構よく出題されます

さらに、自律神経系のイメージ作りは続きます。

  • 交感神経は緊張状態に身体を適応させる役割(闘いに備える)

  • 副交感神経は休息状態に身体を適応させる役割をもつ

ことをしっかり覚えてくだい。

一般に、生物は生きるために緊張と休息を繰り返すわけですが、そのモード切り替えを行うのが自律神経というわけです。

合わせて、有名な一節?も紹介しておきます。

交感神経はfight or flight(闘争、さもなくば逃亡)の神経と呼びこともあります

この一節をきちんと覚えておき副交感はこの逆として思い出せばヨシ


自律神経系の単元は、真面目にやろうとすると複雑で結構難しいです。
まずはイメージでざっくりと全体を覚え、徐々に細部を覚えるような段取りで学習しましょう。


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