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公務員試験(人体総合)

このnoteでは、ワンコインで公務員試験でよく出る知識を解説します。
ながら勉強とか、スキマ時間勉強で気軽に1点とりましょう!

お題

ヒトの器官に関する記述として最も妥当なのはどれか。

1.眼は、直径3センチの球状で、カメラに似た構造をもっている。フィルムの働きをする網膜上には、明暗を識別するすい体細胞と、色を識別するかん体細胞という視細胞が分布しており、ヒトを含めたほ乳類は、かん体細胞が発達しているため、他の生物に比べ色がよく見える。
2.耳は、外耳、中耳、内耳からなっている。外耳は、うずまき管、前庭、半規管などの部分からなっており、うずまき管には身体の傾きや運動を感じる感覚細胞があり、前庭と半規管には音波を受容する聴細胞がある。
3.神経系は、多数のシナプスと呼ばれる神経細胞体が、リンパ節によって連結しあって構成されている。シナプスは、細胞体から多くの突起が伸びた形をしており、神経の興奮はこの突起を通じて、隣のシナプスへ伝えられる。
4.脳は、大脳、中脳、小脳、延髄の四つに分かれており、ほぼ左右対称な構造となっている。運動や感覚に関して右脳が身体の左側、左脳が身体の右側を支配しているため、右脳の運動中枢に障害が起きると、右半身の運動にまひが現れる。
5.筋肉は、中枢神経系からの命令に応じて反応を起こす代表的な効果器(作動体)である。筋肉は、細かいしま模様のある横紋筋と、しま模様のない平滑筋とに大別され、手足などを動かす筋肉である骨格筋と、心臓を動かす筋肉である心筋は、横紋筋である。

国家専門職平成18年度

人体の総合問題です。
ちょっとボリューミーで読むのが大変かもですが、生物がお好きな方は是非どうぞ!

筋肉

筋組織の分類

筋組織の分類は非常によく出題されています。

筋組織は、見た目上の分類で、横紋筋(骨格筋&心筋)と平滑筋(一般の内臓を構成する筋肉)に分類されます。

3種類の筋肉たち。イメージを頭に叩き込みましょう。

さらに、骨格筋は自らの意思で動かせるので随意筋、心筋と平滑筋は自らの意思では動かせないので不随意筋というように分類します。

たまーに、「いや、ワイは心臓の拍動を自分の意思でコントロールできるのだが?」という人がおります。
もしそうだとすると、寝たら(意思が途切れたら)即死です。


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