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公務員試験生物(神経細胞)


このnoteでは、ワンコインで公務員試験でよく出る知識を解説します。
ながら勉強とか、スキマ時間勉強で気軽に1点とりましょう!

お題

神経に関する記述として,最も妥当なのはどれか。

1.神経は,神経細胞とよばれる構造的な単位からできており,神経細胞は,核を含む細 胞体から長く伸びた1本の樹状突起と短い多数の軸索からできている。
2.軸索の周りが髄鞘という構造に覆われている神経繊維を無髄神経繊維といい,髄鞘に 覆われていない神経繊維を有髄神経繊維という。
3.神経細胞の軸索の末端は,他の神経細胞や筋細胞とすきまなく密着しており,この接 続部分をシナプスという。
4.有髄神経繊維と無髄神経繊維では一般に無髄神経繊維の方が伝導速度が速い。
5.神経細胞は,刺激がある一定の強さ(閾値)になると興奮し,閾値よりどんなに強い 刺激をあたえても,その活動電位の大きさは一定で変化しない。

地方公務員試験平成22年度

今回は神経細胞の構造を題材に知識を解説していきます。

神経とは

神経とは生体内における情報処理を専門に行う器官のことです。

❶ 思考及び企画や判断(主に脳)
❷ 細胞や器官の間における司令・命令の伝達(運動神経、自律神経など)

情報処理の具体例

神経の細胞

神経系を構成するのはニューロン(神経細胞)と呼ばれる情報伝達に特化した特殊な細胞です(下図参照)。

ちょっと変わった細胞ですが、ここも脳筋プレーで図を何度も書き殴って覚えてしまいましょう。

・髄鞘:絶縁性の物質(電気を通さない物質であるということ)
・神経膠細胞:ニューロンの軸索に巻き付いて髄鞘を作る細胞のこと。
ニューロンの存在する部位によってシュワン細胞とグリア細胞が存在する。
・ランビエ絞輪:髄鞘の切れ目のこと

余裕があれば覚えておきたい補足です

有髄神経と無髄神経

髄鞘をもたないニューロンを無髄神経、髄鞘をもつニューロンを有髄神経と呼びます。

後ほど詳細を学びますが、有髄神経の伝導速度は無髄神経の伝導速度よりも速いという知識は公務員試験でよく出てくるので、今覚えてしまってください。


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