見出し画像

【海外赴任が決まった!】持ち家どうする?〜縁が結ぶ奇跡のタイミング〜

こんにちは。EdubalアンバサダーのRanです。
今回は駐在生活中の持ち家にまつわるお話をしようと思います。

欒(Ran)の書いた別の記事を読む

Edu-more plusはオンライン家庭教師のEDUBALが運営しています

以前Edubal アンバサダーの葉子さんが『転勤族、家を買う』で似たテーマのお話をされていました(とても興味深いのでぜひ読んでみてください!)。我が家の場合は転勤少なめ転勤族だったので、赴任辞令が出たときは既に持ち家があり、また違うストーリーとなっております。


方法としては ①売却 ②空き家 ③貸貸 の3つの選択肢を考えましたが、前提として帰国したら元の公立の学校に戻るためにまた同じ区域に住みたいとの希望がありました。選択肢にはそれぞれ特徴があります。さて、どうしよう?

第一の選択、売却

売却すれば大きな収入となり帰国後の再購入資金にもなる。そして赴任中の支出がない。手っ取り早いけれど、家族向け物件が少ない地域のため、帰国後に近所に戻れる可能性がかなり下がる。しかも売却手続きを出国前に終わらせなければいけないのも時間的に厳しい。何より愛着もあるし、最近間取りに合わせて家具そろえちゃったところ。・・・むむむ。

第二の選択、空き家

会社で空き家管理制度がありました。家をそのままにしておけるなんてありがたい!と思ったものの、定期的に風通しに来てくれるだけなので家は空っぽにして中身は倉庫に預ける必要があることが判明。費用が会社負担で風通ししてくれるだけでも十分ありがたいけれども、引越と同じ労力をかけてローンだの固定資産税だの支出だけ続く印象でした。近くに住む親から、風通しに来てあげようか?とありがたすぎる申し出もあったけれど、何年赴任かもわからないのにそれを頼むのも・・・むむむ again。

第三の選択、賃貸

こうなると賃貸。放っておいても支出があるのだから少しでもそれがカバーできるならありがたいこと。でも調べてみると貸し方も悩ましい〜。

!貸主目線で悩ましさを超々ザックリ解説~!
普通借家:2年更新制が主流も、実際は貸主都合で退去してもらうことは難しい。
定期借家:決まった期間を提示して貸しに出せるが、借り手がつきにくい。
賃貸の値段設定:相場、借り手のつきやすさ、できるなら高く貸したい貸主の思惑などなどで落としどころが難しい。

賃貸管理会社数社に話を持ち掛け比較しつつ帰国のケースに応じて対策を考えました。何度も打ち合わせやメールのやり取りをして、最終的には賃貸の末に売却することも視野に入れることにしました。

持つべきものは…

こうして方針が固まり、賃貸管理会社の1社に依頼をかけようとしていたほんの数日前のこと。
突如、直接借りたいという希望者が現れました。それは当時在園していたジージョ保育園のクラスメイト、Kさんでした。家を貸したい我が家と、家を借りたいご家族を共通の友達がつないでくれたのです。すぐに内覧、即決してくれて、ママ友パパ友ネットワーク万歳の瞬間でした✨

決まってみると、顔のわかる方(しかも本当に素敵なご家族だった💛)に家を借りてもらえるのはこの上ない安心感で、本当に幸せな巡りあわせだったと実感しました。だって、例えばご近所に迷惑かける人やコワい人に借りられちゃったらどうしよう…なんて余計な心配もしなくていいんですもの!

不思議なタイミング

こうして無事に自宅を賃貸する準備ができたのですが、どんなに早く帰国になったとしても最低4年は住んでいてOK、逆に退去したい時はいつでもOKと約束していました。
しかーし、私たちの帰国がチラチラしてきたのが赴任からたった1年半後。想定外…。とはいえ具体的な時期が未定な段階では退去プレッシャーになるだけと思い、伝えずにいました。
ところが!そんなさなかにKさんの方から「転校することにしたので退去したい」と連絡が入ったのです。想定外の早期帰国になりそうで、別途家を借りる覚悟だったのに、こんなことってあるでしょうか?!結果として帰国3ヶ月前に自宅が空っぽになって戻ってきたのでした。

当時、コロナ真っ只中で帰国時は自宅に帰れる人のみが自宅で2週間隔離(その他の人はホテル隔離)、引越しの荷物は隔離明けまで受け取れない状況でしたので、早めの明け渡しのおかげで日本のトランクルームに預けていた荷物を事前に搬入でき、空港からは自宅に直帰でき、コロナ禍の帰国としては一番負担のないシナリオでした。
ただ一つ、私が成田空港に手荷物忘れたことを除けばですが…😅

赴任時も帰国時も私達を助けてくれたKさんファミリーには今でも本当に感謝しています。
慣れない海外生活で人とのご縁に感謝することは多かったのですが、この出来事は印象的で、思い出すたびに、人を、ご縁を、大切にしたいと気持ちを新たにしています。引越1つとっても、人生はドラマですね。