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【イギリス駐在】帰国子女中学受験〜いざ日本へ!受験のための一時帰国〜

こんにちは!EDUBALアンバサダーのKikoです。
10月下旬になりましたねぇ。一年前のあの頃を思い返してみると、実際受験をしたのは娘なのに、一時帰国に付き添ったのは夫なのに、うううぅぅぅ、あれこれ複雑な心境が蘇ってきます!!!!!
今回は一時帰国で受験に臨んだ娘の経験を、同じように一時帰国する親子に向けて、親目線のアドバイス&エールを送らせていただきます!

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まずは健康管理&十分な睡眠を!

インフルエンザの予防接種は一時帰国前に済ませたものの、11月に入って少し体調を崩してしまった娘。学校を休んだのは一日程度でしたが、風邪の症状で鼻詰まりから夜は寝付けない。
そんな時は足裏マッサージ!ネットで調べると、反射区といって、足裏のどこが身体のどこに対応しているかがでてきます。我が家の特効薬は、患っている箇所の足裏を優しくもみほぐすこと。とにかく睡眠が一番大切。痛気持ち良さで娘を眠りに誘導しました!
もしちょっと体調が、という時は試してみてくださいね。

あとはアイマスク!ラベンダーの香りがついたり、蒸気の使い捨てアイマスクが日本では市販されています。でもそれが手に入らなくてもAmazonなどでアイピローが売られています。電子レンジに入れて温めて、眠る時に眼に当てる。これは試験直前だけでなく、コロナ禍のロックダウン時の一日中パソコン漬けになって眼を酷使している時から使い始めました。

とにかく十分な睡眠時間の確保と、リラックスした状態で眠ることを心がけて!

面接に向けて

帰国受験は面接が課される学校が多いですよね。面接での失態は避けたいところ。話すこと、自分の事を話すこと、相手の眼を見て話すこと、苦手でした(全部ですね、泣)。練習すれば、涙がポロリ、の繰り返し。
でも練習でやれないことが、本番にできるのはミラクル……。可哀想でも心を鬼にして練習の繰り返し。
一時帰国中も夫と練習を重ねました。苦しかったようですが、前日の練習で夫も娘も文句なく上手くできた一回があったようです。ダメなら何度でも、の予定でしたが、できた良いイメージを自信に、その日はその回で終了し本番に臨んだとのこと。
面接が好きな子は稀だと思いますが。試験官も心ある人です(笑)。学校に対する思いを伝えられる好機と捉えて頑張って!!

フライトと時差の調整

実は去年の秋はロンドンの交通はストライキのオンパレード。。。
事前にストライキの予告が各交通ホームーページに宣言していることにも慣れずに当日知って慌てる日々(焦)。
そして・・・・・・。実はフライトを取っていた日がヒースロー空港でのストが予定されているらしく、慌ててフライトを一日前倒したのです。
試験当日まで帰国後あまり間がなかったので、結果、前倒しして良かったのですが、見えない予定や対応に本当に焦りました。

娘は時差に案外強いことは分かっていたので、日本到着後上手く生活リズムを整えることができました。これが長男はてんでダメ。一週間近くいつも時差調整にかかります。
ですので、試験までの日程に合わせて、お子さんの時差の直し方を考えた上で、ゆとりある帰国計画をしてください。

試験当日を想定した準備を!

いつも一時帰国は夏にしていたので、秋のロンドンと東京の気温差の感覚が読めない!更にコロナ禍で空調を意識して窓を開け放している学校もあるとか。そんなわけで東京にいる両親などに気候を聞き取り調査。
心配事はなるべくつぶして臨むべし!

  • マスク(面接を想定&長時間でも痛くなりにくいものを)

  • 服装(調節できるように)と髪型

  • 常備薬

  • 時計(学校によって使用不可の場合も)

  • 水筒&チョコなど(リラックスできる温かい飲み物を)

  • 室内履きなど(外靴入れビニールを忘れずに)

  • 受験票(事前に数部プリントアウトを準備)

マスクは立体構造で話しやすく口がマスクにつかないものにしました。また、ロンドンではほぼマスクをつける習慣はなかったので、10月にロンドンで受けた入試終了時、開口一番耳が痛いと訴えた娘。長時間でも耳が痛くなりにくいマスクがベスト。更に娘は眼鏡をかけているので息ですぐに眼鏡が曇る。おそらく日本のマスクのバリエーションは、曇りにくいというマスクも出ていますね。快適なマスクの準備を!

受験当日はセカンダリー(中学)の紺の制服があったのでそれを着用。もちろん何でもOKです。ただ決めておくと楽。タイツと靴下と両方を準備し当日の気温で選べるように。靴は革靴も持参させたのですが、楽ちんだった黒スニーカー、カバンは使い慣れたリュックで。
また試験中にお腹が冷えて痛くなったりするのは避けたいところ。ホッカイロなどの使用がNGの学校もあると思います。お子さんが緊張した時どういう変化が起きやすいかを把握して備えておくといいと思います。
受験当日以外の私服も、日本の気候に合わせたリラックスできる服を持たせました。

娘はこの一時帰国の受験を期にずーっと長かった髪をバッサリ!
というのも、髪質もサラサラで自分で上手く括れない。。。付き添いは夫だったこともありさすがに娘の髪の世話までは…(苦笑)。娘を説得し、一時帰国前にボブにカット!切るまでは嫌がっていたものの、切ってみたら扱いも楽チンで、以来すっかりボブ派な娘です。

常備薬。快く受け入れてくれた義実家でも何かあれば飲み慣れた薬が手元にあったら、本人も義母もお互い安心。

時計も学校によりますね。デジタルはNGだったり、そもそも教室内に時計はあるから持ち込みNGの学校も。
ただし、時間配分に時計を見て練習していたお子さんもいると思うので、持参できるかできないか、それも想定して親子で確認しておきましょう。

涼しくなった朝にほんのり甘くしたミルクティーを飲む習慣ができた娘。ほっとリラックスできるようです。受験当日も、義母にお願いしてミルクティーを持たせてもらいました。
そして学校によっては、休み時間にパクっと一口でつまめるようなお菓子や小さなおむすびなどを許可しているようです。ちょっとエネルギーになるものがあったらいいかもしれません。

これも学校によると思いますが、室内履きの持参が必要なところも。海外だとまずない概念ですよね。それにそもそも履き慣れていないし。我が家はスリッパだとパカパカ落ち着かないかな、と思い、スリッポン型のソフトスリッパを娘にも夫にも用意。洗濯機洗いでき、軽くて通気性があり、且つ裏面は少しクッション性もあるものに。試験に運動がある学校はしっかりしたものがよいのかな。

そして、そうそう肝心の受験票!忘れないでくださいね!
当日は受験番号で親の待機場所を分けていたり、終了時間はお子さんの面接時間によるので、親も子どもの受験番号の把握を忘れずに!夫、送り届けてくれたはいいけど、番号を控えておらず張り出された表でも娘が何時に終了なのかわからなかったそうで聞いたとか(苦笑)。
受験番号は、ネット上の合否確認で必要ですし、持参用、保管用(日本とロンドン)を多めにプリントしておきましょう。

あとは…

当日を迎えるのみ!
娘と1週間離れるのは初めての経験でした。初の長期離れ離れが更にそれがここ一番の受験というタイミング。想像するだけで胸が熱くなりました(涙)。
一緒に付き添えない(私は息子とロンドンで平常運転)もどかしさを胸にいだきつつ、頑張ってねのプレゼント(メッセージ入りのブランケット)を渡して見送りました。
夫からの実況中継を受けながら、試験当日は私もロンドンでなかなか眠れぬ夜を過ごしました。

一緒にいてあげられないのでメッセージ入りのブランケットをプレゼント❤

思い返してみても、中学受験は子どもだけのことではなく、家族のサポートがつくづく必要だと改めて感じます。
どれだけ一時帰国の受験者がいるかわかりませんが、ご家族で力を合わせて、お子さんが当日安心して力を出し切れるようにサポートしてくださいね。

今回は去年の我が家の経験から、母親目線で娘の一時帰国受験に向けて気付いた事を書きつらねてみました。
上記が少しでもアドバイスになり、今年度の受験生にお役に立てれば幸いです!心から応援しています☆☆☆