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教員の給料アップ!本当に救われるのか!?


単純に、教員としては給料があがるので喜ばしいことなはずなのですが・・・
想定しうる影響を考えてみましょう。

働かせる大義名分になってしまう?

文科省的に「給料上げてるんだから、余計なことしてもらっても構わないよね?」という発想になりそうなのが嫌ですね。

ただでさえ調査だという名目でいろいろ仕事が降ってきますからね。コロナで導入されたICTの準備も結局毎年教員がやるわけだし。(でもICT機器が充実したのはいいことだと思ってます)

一方で部活動などは、この議論の前から教員の業務として切り離すよう各自治体で取り組んでいるところがあります。

特に東京都では、「部活動指導員」を導入している自治体も徐々に増えています。もちろんそれでも問題は山積しているのですが、大きな方向性としてはそうなっていくのかな?

その方向性が変わることがなければ、基本的には学校の先生に有利かなと。

働かない人有利問題

担任を持たない人にはとっても有利ですね。本来、担任をもたないのであれば生徒に関わる業務以外は全てやるくらいの気持ちであるべきだし、担任の仕事を奪っていくくらいの気持ちが必要です。

なんなら親への連絡だってすればいいわけです。担任がしなくてはならないなんてルールはないし。提出物のチェックなど代わりにできることはたくさんあるわけで。

そもそもどの職場でも働かない人っていますからね。

しかしそんな人はそう多くはなくて、そこにフォーカスしてもなぁ・・・と思います。

コメント欄で、「担任の手当を厚くしろ!」って書いてあったんですけど、これこそ的外れだと思いますよ。
「担任手当もらってるんだから仕事せんかい!」って空気が職場に漂うこと間違いなし・・・それこそ担任に負荷がかかってしまうと思いました。

そもそも大してあがらない

10%アップ、教職調整額に対してです。
給料が10%アップするわけではありません。

給料の4%、教職調整額がついていたものを10%にすると。

んで、自分の過去の給与明細見直してたら、給与調整額は約14,000円だったんですね。

これが2.5倍になるということなので・・・
35,000円になる。
2万円ちょいの昇給ですね。

お、おう。。。。

って感じです。(このセリフに太字をつかうことになろうとは。)

はっきりいって

意味ねー。ないよりましだけどさ。

たぶん、ほとんどの教員がそんな感想なんじゃないかなぁ。

というのが現場からの一意見でした。

ヤフコメにつっこんでみる。

うーん、100点目指さず80点で仕事してはいかがでしょうか。多分小学校の先生だと思うので、授業準備も大変なんだと思います。なれてくればもっと短くできると思うんですよね。
完璧主義はよくないです。体壊します。
我々へのニーズ増加は、まぁそういう側面はあるかもね。モンペをよりモンペにする材料にはなりそうです。

それはないw
塾の方が夜まで働いて家族の顔もみれずブラックじゃない!?
いまどきホワイト塾とかあるの!?
あったらごめんなさい。

朝のランニング、これはエグいですね!まぁ希望者でやりたい人がやるならいいか。
管理職によっては、学校の特色を無理やり出そうとして勘違いしちゃう人がいるんですよね。
ご心配いただきありがとうございます。実際先生方が元気にゆったりしてたらクレーム増えそうな気もしますがw

体壊す前に休職してください!
ちょっと大袈裟に言い過ぎ!
使命感という心地よい言葉に包まれて、なんでもやらなきゃいけないと思い込んでいませんか?
それはただの自己満足です。良い塩梅を見つけてプライベートとの両立ができるのがプロです。

これは同感かなー
現場の不公平感は絶対に出るんですよね。
だからこそ本人の資質が問われるわけですが、地方にいけばいくほど無駄に権力をもったひとがでかいツラして居座ったりしてますよね。
あれは俺も大嫌い。同じ区や市にいれるのは5年までとかにして強制的に異動させればいいのにと思います。
指導要領も現場に勤めたら誰もみていないから1/5ぐらいでいいと思います。

どうすればいいのか?

一般の方々は、学校になんでもお願いせず、ご家庭での教育も頑張ってください。お家と学校、両方が頑張る必要があります。
学校がサボっているならもちろん突っ込んでもいいですが、そのツッコミがわがままじゃないかは常に自問自答してください。

先生方は、まぁいろいろあるけれど
自分ができることをできる範囲で精一杯やっていくだけ。
やりきれないことは他の人に任せたり、お家の人に投げたり。
できないことをできないと把握するのも能力のうちですよね。
そうすると、他の人がどうとかどうでもよくなってくるので、精神的にも楽ですしね。

でもやっぱこの仕事面白いと思う自分がいるわけで、
そういう魅力が若い人たちにも伝わるといいなぁとは思います。

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