見出し画像

#2 読書は勉強?遊び?学力伸びるの?

学校の朝の時間を使って「朝読書」を実施している学校も多いのではないでしょうか?私のいる学校でも朝読書の時間が設けられています。

『本をよく読む子に育てなさい!』とよく言われますが、実際のところはどうなんでしょうか?調べてみましたので参考にしてくださいね!


1.【進研ゼミのベネッセの研究結果】読書量が多い子供ほど学力が伸びる


まとめると、タイトル通りでした!笑

小学5年生42,696名の2016年8月から2017年12月までの学力変化を見ていったところ、有意な差が見られたとのこと。

今まで、読書をすると学力が伸びるのか、学力が伸びる子が読書をしているだけなのかがなかなか解明されていませんでしたが、ここでは読書量が多い=学力の伸び率も高いと言い切ってくれています!


調べてくれてありがとうございます!!私の意見としては、その通りだろうな~といったところ。読書をすることで語彙数が増え、文章を理解する力が増加することで、問題文の構造や意味をしっかり理解できるようになることは、肌感覚でもわかりますよね!

特に算数の文章題は、授業中の先生の解説を理解するのは、日本語なわけで、その日本語の理解力が高いほうが(意味をすんなり理解できる日本語が多いほうが)内容が理解でき、結果問題を解くことにつながりますよね。


2.小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」

この本の中で、

小学校の最初の3年間は、ゆったり過ごしていい時期です。焦って一生懸命勉強させる必要はありません。むしろ、自由に遊ぶ時間を最優先にする時期です。ただ、その自由な時間の中で、1つだけさせたいことがあります。それは読書です。
本を読むことは楽しいことです。読書好きな子にとって、これほど熱中でき、心躍るものはありません。その点で言えば、読書は最高の「遊び」とも言えます。

というものがありました。中根さん(本の著者)は、読書こそが勉強であり、遊びであると伝えています。


この本を読んで思い浮かんだのは、6年生を担任していた時のA子さんです。読書が大好きで、分厚い本も1~2日で平気で読み切ってしまいます。毎日の日記では、本の内容ばかり!ちなみに、予想通り、学力も高かったです。毎日大好きな読書をすることで、学力も伸びていったのだと考えられます。


3.読書量じゃないの?

反対意見はないかな~と探してみたのですが、反対まではいかないものの、相関があるとは言い切れないという意見もありました!

私も、読書が好きなので読書量と読解力とは関係があるだろうと思いかなり細かい調査をしました。結果として、影響がはっきりでませんでした。同じ読書をしていても読み方が違うわけです。
「同じような内容、文体のラノベを中毒的に読んでいる」子
「違うタイプのものをゆっくりでもしっかり読んでいる」子。
同じ読書好きでも読解力は異なってくるのでしょう。これは、机に向かう時間の長さと学力との関係に相関がないということと同じです。

新井紀子先生の言葉です。確かに、内容によって全然違う。読書といってもその行為の中身が全然違えば、結果も当然違ってきますよね。


4、まとめ

いかがだったでしょうか?1と3の検査の方法に違いがあるんだろうな~と思いました。また、読解力と学力も意味合いは違ってくるので、定義の違いもちゃんとしなくてはいけませんね、、、(反省)

ただ、読書を習慣化することで、新しい知識を手に入れられたり、過去の人間の成功や失敗を学ぶことができるのは、やはり大きな財産なのではないでしょうか。それがたとえ成績に直結しなくても、教育として読書を推進することは必要だと感じました。


5、私の提案

学校の朝読書を見ていて感じるのが、自分の興味のある本に出会えていない(読書の楽しさに気付いていない)子が本当にたくさんいるということ。大人もそうだと思いますが、本には当たり外れがあって、例えば、子どもが5回連続ではずれ(もしくは自分の読解力に見合わない本)を手に取ってしまうと、本=つまらないという認識になってしまいがちです。

朝読書の時間にどんな本を読んだかはちゃんと記録するとともに、いつも別の本を少し読んで本を変えてしまう子がいるのだとしたら、ぜひその子に合う本を図書室で一緒に探してあげてみてください!(忙しいとは思いますが)

その子の学力を把握している担任の先生がその子に合った本を提案してあげれられれば、本を好きな子がさらに増えて、学校の勉強も楽しくなるのではないでしょうか?


ということで今日はこのあたりで!

もしよかったらいいねを押して頂けると励みになります!また、ご意見がありましたらコメントよろしくお願い致します!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?