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【小五と読書】理系男子の生態がわかる?物事を突き詰める醍醐味

面白い本を立て続けに読んでしまうと、すぐ追いつかなくなるこの読書記録note^^; 後で見返すこともあるので、特に印象に残ったものからいきます!

福岡伸一ハカセの本

お友達の「好きな作家リスト」にあって、初めて知ったお名前。思わず、おすすめの本をいくつか教えてもらって手に取った、分子生物学者でエッセイストの福岡ハカセの本。

理系の人ならではの独特のユーモアがあって、2冊あっという間に読んでしまいました。底に流れるひたむきさは、山中伸弥氏の自伝にもつながるところがあり(これは長女も好きな本)、根本的に理系の学問を志す、真摯でひたむきな心構えを垣間見ることができます。

でも、あくまで山中氏は「大人になって、これまでのことを振り返った落ち着き」があるのに対して、福岡伸一氏は、私まで彼の語っている年代にタイムスリップしてしまう…つまり、小学校の教室に、一人だけ大事そうに虫籠をもって来ていた子と机を並べているような、あるいは、高校の同級生が理科室できゃっきゃしているのを横目で見ているような(みんな大好き周期表の縦の覚え方笑)、そして、留学して心細く、疲労困憊している様子を同じ環境で見ているような、不思議な気持ちになる本でした。

『ルリボシカマキリ〜』よりも、『生命と記憶の〜』の方が、小学生向きかなと思ったので、長女にはそちらを渡しています!



よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!