見出し画像

【小五と読書】いつの時代にも、自分の身にも起こり得ること


このときに辻村氏の「ぼくのメジャースプーン」を読んで、ちょっとまだ娘には早いかな?と思ったのですが、

こちらを読んで、「いやいや早くないかもしれない」と思い直し、同氏の評価の高かった『かがみの孤城』に進んでみました。

不登校の子どもたちが7人、鏡ごしにパラレルワールドに召喚され、その世界で「鍵」探しをすることになる物語。

彼女らしい伏線の回収が見事なのですが、見事であればあるほど、青春ミステリっていうのは「出来過ぎ感」がでちゃうな…というのは、薄汚れた大人?として若干気になりましたが、

時代を超えて、理不尽なことは起こり得る。
どうやっても話が通じない人って、いる。

それがわかるだけで、きっと生きやすくなる子がいるんじゃないかと思います。

小五の長女は、やはり彼女らしいどんでん返しに、引き込まれたようです!

✴︎他の同氏の作品

2冊とも相当前に読んだので、記事は作れていないのですが、どちらも、日常がふとゆがんで始まる冒険、異世界が得意な「講談社」っぽい作品だなぁと思った記憶があります。

『冷たい…』の方は、ちょっと血なまぐさい向きがありつつ、その血の描写が犯人(といっていいのかあれですが)の糸口になっているのが印象的でした。


よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!