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【本】人生で最初に、一番何度も自分で読んだ本

通っていた小学校が、バスと電車を使って行くようなところにあって、
集団登校みたいなのもない学校だったので、本を読む時間はすばらしくたくさんありました。

その中でも、多分最初に、繰り返し繰り返し読んだ本。そろそろ楽しさがわかるかなと、春から小学校に上がる次女とのベッドタイムストーリーをこれにしてみました。

改めて読むと、大塚勇三氏の訳のリズミカルで楽しいこと。海外の香りをそのままに、テンポよくあっという間に引き込まれる口調。間違いなく、私の翻訳本好きはここから始まったと思ったのでした。

とはいえ、

「ひしゃげていて、びっこをひく、ぶつぶつこぼす、いやはや、ばつをあたえる…」

などなど、彼女の知らない単語がちりばめられているので、精読というのか、ひとつひとつ立ち止まりながらすごくゆっくり読んでいます。

ストーリーは、ご存知の方も多いと思いますが、

主人公のひよっこ百二十七さいの小さい魔女が、大きい魔女たちのお楽しみを邪魔してしまい、こっぴどくとっちめられながらも、一年後、「いい魔女になったら仲間に入れてあげる」といわれ、「復讐するか?」「いい魔女になるか?」と自問しつつ、いい魔女目指して頑張ったならば…

きっと人生最初のどんでん返し。
最初から最後まで、わくわくすること請け合いです。

同じ作者なら、こちらの作品を好きな方も多いかと。

長女も多分小学一年生の頃から読み始めて、小学四年生になった今でも時々引っ張り出しては読んでいます。何度読んでも面白い本を名作というなら、きっとこれはその中でも特級。それを乱立するように書いたプロイスラー氏は、第二次世界大戦後南ドイツで小学校で教鞭を取られたようですが、どんな授業だったのでしょうね












よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!