江戸厳愚(ごんぐ)

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なぬっ!ブルックナーですと!?

第一講:改名してみては ブルックナーに関して気になるのは、その名前の野暮ったさだ。ヨーゼフ・アントン・ブルックナー、もう田舎臭さ丸出しである。通常ファーストネームのヨーゼフは割愛されるが、それでもミドルネームも良くない。アントンって、ア○ポン○ンなどと揶揄されかねない。 いわば外面から損をしている。これではただでさえクラシック音楽に疎い初心者に親しんでもらえない。いっそ、アンソニーに変えてみてはどうか。 アンソニー・ブルックナー、なんかイケメンを連想させるでは

    • なぬっ?ブルックナーですと!?

      しょうもない前書き 確か今年の七月くらいだろうか。私はnoteにてブルックナーの交響曲について、記事を一つ掲載した。ブルックナーのキーワードで試しに検索したところ、おお、意外とあるやん!大体自分のものも含めて、三つ、四つと弾き出された。 それはいい。問題は記事の中身だ。曰く難しい、やたら長い、たぶんブルックナーって女にモテなかったんだろう、と、なんかこれ、人格否定やんと読んでいて落ち込むようなものがあった。 いや、わかっている、わかってますよ。ブルックナーの交響曲が難し

      • やっぱりクラシックが好き!

        一の一シューリヒトのブルックナー、マタチッチのブルックナー:前編 ブルックナーというと、交響曲第8番が最高傑作とされている。名盤は数あれど、必ずお手本とばかりに提示されていたのがクナッパーツブッシュ/ミュンヘン・フィル版と、シューリヒト/ウィーン・フィル版だった。 ただし今回紹介するのはブルックナーの絶筆となった交響曲第9番なので、クナことクナッパーツブッシュの出番は残念ながらない。 クナに関しては熱狂的なファンであった故宇野功芳ですら、第9は改訂版を振っているからと難色

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