![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98702820/rectangle_large_type_2_f7131e3639ecc0bb9c861c0b2127f758.jpeg?width=800)
ナンバ歩きの練習(4)
前傾姿勢
江戸末期~明治初期に来日した外国人の方の記録によると、
当時の日本人は前傾姿勢で歩いていたそうです。
それは、例えばこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1677131025781-VjTkeEeNVw.jpg?width=800)
この浮世絵のように、腰から上がやや前に傾いていたようです。
そして背筋は比較的まっすぐしています。
これを感覚的につかむ方法をご紹介します。
・①まずはつま先重心で立ってください。
![](https://assets.st-note.com/img/1677131120285-5my4Ob8nuP.jpg?width=800)
・②腹筋と背筋に手を添えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677131161268-Eu5wGV6p0t.jpg?width=800)
・③背中を後ろに反ると、腹筋に力が入ってくるのが感じられると思います。
その時、背筋は緩んでいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677131221766-F4nlBCJUwm.jpg?width=800)
④股関節から上体を前に曲げていくと、あるところで腹筋の力が抜け、
背筋に力が入り始めます。
これより前に傾けると、前傾姿勢になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1677131282012-aKUDFSIdf7.jpg?width=800)
いかがでしょうか。
案外、わずかな角度の前傾でも背筋に力が入り始めたのではないでしょうか。
実はその程度の前傾でも、前に傾く力が働きますので、身体を前に進める力となります。
脛の前傾と併せて
江戸時代の人々は、実にうまく重力を利用していたと思います。
・・・・・・・・・・
ちなみに、同じ前傾でも、腰が後傾して背中を曲げていては、十分な前へ進む力は得られません。
![](https://assets.st-note.com/img/1677131336526-VPPIklVqCM.jpg?width=800)
逆に、腰が前傾し過ぎて反り腰になると、腰に負担がかかりますのでご注意ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1677131543431-TnsDgf1hIz.jpg?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?