2024年5月23日(木)

昨夜はまた漏らすんじゃないかと不安になり、「オムツ履いた方がいいですか?」などど看護師さんに確認したりしていたが、大丈夫でしょうと言われて、結果的に大丈夫だった。
昨日から夫に(読む本がなくなったので)追加で送ってもらった社会学の本を読んでいたのだが、ところどころ興味深い内容はあるものの、全てのページに目を通すのは無理だと思い、斜め読みすることにした。
とはいえ、書いている人たちが東大卒の人とかなので、斜め読みにすら時間がかかっている。
何かのレビューで評判が良かったのと、精神保健福祉士の勉強にも役立つだろうと思って買ったんだと思うが、どう頑張ってもちゃんと読むのは無理だった。
これまで入院してから読んだ本は斜め読みせずすべてちゃんと読んでいたので悔しいが、自分の脳みその限界を感じで諦めた。
ここで躍起になって斜め読みせずちゃんと読もうとすることはよくない、たとえこれが自由な時間であっても、自分にとってストレスになることは避けようと心に誓った。 
逃げるは恥だが役にたつ、である(役だっているのかは不明)。
まぁそんな感じでいつも通り変わらない入院生活を送っているのだが、先日と今日とでちょっとした衝撃的現場を目撃した。
ご飯を食べ終わったあと、自分たちで動ける人は、お皿とかを所定の場所に戻すのだが、ある爺が、みんなが残飯入れに捨てた米を手ですくって急いで口に運んでいたのである。
最初は何かの見間違えかと思い、我が目を疑ったのだが、今日もその爺が残飯入れから米をすくって食べているのを目撃して確信を持ったのであった。
それで、さっき師長さん(おじさん・優しい)がちょうど血圧を測りにきたので、血圧を測ってもらっている間に「実は…」と残飯食い爺の話をしたのである。
師長さんは「本当に?誰?あぁいう時他のことしてるから見れてないんだよね!気にしとくね!」と言ってメモをとっていた。
今日の特筆すべきところはそんなところだろうか。本当に病院はいろいろあるなぁと思う。
いつも廊下で歌を歌ったり独り言を口にしていた男性が退院したので、少しは病棟も静かになったと思うが、婆たちの中でも若めの婆たちがテレビのところや廊下で絶え間なく喋っているので静寂が訪れることはない。
入院生活もあと少しだし、読書ももうぼちぼちで何もしない時間の貯蓄をそろそろしようかと思う。

この記事が参加している募集

#今日の振り返り

23,482件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?