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雨天中止の野球で~粋な計らい

今月5日(火)イースタンリーグの巨人ー日ハム戦の様子を翌朝のニュースで報道していました。すごい雷雨で、お客さんは屋根のある側にみんな避難、子ども達の鳴き声やあわてる大人の声もたくさん聞かれました。お客さんの気持ちはどんどん「大変だ~!」の方へ。

それを見ていた2軍監督は山瀬選手にある使命を託しました。雨の中のグラウンドへ行って、ベースの周りを1周分ヘッドスライディングするようにと。すぐに山瀬選手は、滑っては転び、また立っては走り、走ってはスライディングして、全身泥まみれ!気づいてそれを見たお客さんは、大笑い。子ども達が喜んだのは言うまでもありません。

これ「江戸小噺の心」と同じだ~とそう思いました。江戸時代は、普通の日はもちろんのこと、怖かったり、がっかりしたり、泣きたい事があった時も、(明るく楽しく生きよう)の励ましの気持ちもこめて「笑い」の言葉をかけたり、面白いこと・笑えることを生活に取りいれて、困難を乗り越えていたのです。江戸小噺の言葉遊びもその一つで笑いを誘ったんじゃないかな~って。「おかあちゃ~ん、パンツ破れた」「またかい」

2軍監督、山瀬選手の泥だらけのヘッドスライディングがまさにそれ!江戸庶民はそんな人々だったんだと思います。生きる間には、楽しい時もあるし逆のことも起こります。常に生きるか死ぬかの瀬戸際にいた江戸庶民のあり方は、自分事よりも先に、「今相手のために何ができるだろうと思う利他の心」があります。それを再現したくて、江戸小噺を広げていきます。

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巨人ベンチから撮影した動画はこちら

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