81歳 幼少期の大冒険 3

「小学4年生が持参した資料」
夏休み後に提出するために書いてあった100枚のわら半紙の資料を母親と校長の話を打ち切るように、校長に差し出しました。
100枚の資料に何が書かれていたか、本屋の立ち読みは全てが珍しく、その中に、東海道遊侠伝を見つけました。次郎長宅に居候していた歌人、天田愚庵が書いた清水次郎長に関するノンフィクションです。その要点を私はわら半紙100枚に写しました。荒神山の戦い、黒駒の勝蔵、江戸三舟、つまり勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟、その中でも次郎長と交流の深かた山岡鉄舟の話し、いまだに忘れられない、清水の28人衆です。
清水次郎長、大政、小政、森の石松、増川の仙右衛門、大瀬の半五郎、法印大五郎、小松村の七五郎、桶屋の鬼吉、大野の鶴吉、相撲の常吉、関東の綱五郎、寺津の勘三郎、追分の三五郎、国定の金五郎、舞阪の富五郎、田中の敬二郎、三保の松五郎、四日市の敬太郎、問屋場の大熊、清水の岡吉、鳥羽熊、辻野勝五郎、伊達の五郎、由井の松五郎、吉良の勘蔵、興津の清之助、吉良の仁吉
校長は私に最敬礼して、江戸君頼むからヤクザの研究の提出はやめてと頼まれ、中止にしました。

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