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冬でも青々

しばらくご無沙汰してしまいましたが、エディブルヤードは初めての冬を迎えています。冬の畑というと、一面枯れ草というのを想像していたのですが、まったく違いました。そもそもエディブルヤードのある大学の庭がこんな感じです。

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地面は青々としていますね。この庭、去年の冬も見ていたはずなのに、こんな様子であったとは記憶になく、どこを見ていたのだと思います。

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近寄ってみると、オオバコ、ハコベ、ホトケノザ、ヤブジラミ、などが見分けられましたが、それ以外にも名前のわからない雑草がいろいろ。イネ科の雑草が全盛の夏季を避けて生きるものたち。踏むとフカフカな土はとても豊かな生態系を育んでいるようです。これが全部食べられるようになれば冬でも収穫が楽しめるはず!

じゃあ私達がタネを蒔いたり苗を植えたりしたところはどうなっているかというと。。。

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たくさん実を付け始めていたインゲン豆は、最低気温が零度になったころに一気に全滅してしまいました。あーもったいない。蒔く時期が遅すぎたということですね。環境変化で植物の種類ごとにスイッチON/OFFのごとく変化してしまうということを痛感しました。

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ネギ類も急にフニャフニャと倒れてしまいました。このまま冬を越せるのでしょうか。

冬の野菜といえば根菜を連想しますが、残念なことにエディブルヤードではあまり根菜を作れていません。大量に蒔いたニンジンは全然芽が出ませんでしたし、ダイコンもほとんど全滅。何が良くなかったのか、それともこの環境に合っていないのか。1本だけ育っているダイコンに訊いてみたいところです。

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そんな中、コカブはタネから20株くらいが育っています。それでも打率1割くらい?とてもやわらかくて美味です。

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葉物もタネは秋にけっこう広範囲にばら撒いたのですが、特定の場所にだけ育っています。例えばこちらの小松菜。

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あとこちらのバカでっかいやつ。

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かじってみるとサラダ菜っぽいのですが、私のイメージにあるサラダ菜とはだいぶ違うような。。
それから、こちらも小さいうちは雑草と見分けが付かなかったのですが、どうやらチンゲンサイだと最近ようやく気づきました。タネを蒔いてからもう3ヶ月ほどになります。

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というわけで、全体的には青々としているのですが、まだまだ食べられるものの割合が少ないので、春にはもっと遠慮なく大量のタネを蒔きたいと思います。雑草の個体数は桁違い。

日陰のエリアには秋にミツバ、チャービル、ニラ、などのタネを蒔いていたのですが、思いのほか枯れ葉が降ってきて、枯れ葉との日照権争いになっています。これも想定以上でした。来年は枯葉が積もるより早くある程度大きくなるようにしなくては。

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なお、果樹苗はほとんどが落葉してただの棒きれみたいになってるので、生きてるのか死んでるのかもわからないものばかり。春になったら芽吹いてくれるかな。。これはピンぼけですがブルーベリーの枝に見えてきた芽です。

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あと、隣の別の団体が管理しているエリアでニラがタネを付けていました。これをエディブルヤードにも蒔いてみます。

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(フジムー)

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