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読売新聞:20240604

【街で使える英会話】

クッション言葉
If you don’t mind:「差し支えなければ」

A:If you don’t mind, can I get your LINE?:「差し支えなければ、LINE教えてもらえますか?」
B:Of course. Here’s my QR code.:「もちろん。私のQRコードはこれです」

 何かを依頼したり提案したりする時は、if you don’t mind(差し支えなければ)と前置きすると、少し遠慮がちに聞こえます。

監修 英会話イーオン 宍戸純子さん

【医療ルネサンス(ドラッグロス)】

▶国立がん研究センター中央病院副委員長 山本昇氏▷年数回、渡米▷渡米は、新興バイオ企業を訪ね、日本での医薬品開発を呼びかける「営業」が目的
▶きっかけ▷6年前に参加した米国新興企業の医薬品開発会議▷日本での計画なし▷2020年末時点で、欧米で承認されたが日本で未承認のがん治療薬(41品目)のうち、54%を新興企業が開発▷多くは米国が拠点
▶日本には新興企業の事業所はほとんどない▷「まっていても薬は日本に来ない。海外まで行って、日本での開発をお願いしてみよう」
▶500社並ぶリスト▷役立ちそうな薬を手掛ける会社にメールを送付▷面会の約束5~6社に1社程▷2022年6月以降、ボストンやサンフランシスコなどに拠点のある30社超を訪ね、日本への参入を依頼
▶日本を見据えた経営層の質問「どんな手続きがあるのか?「臨床試験に患者は集まるのか?」
▶各社は、臨床試験の進め方や、販売後の薬を使う推計患者数が分からない▷開発費や収入の見通しが立たず、開発に繋がらない
▶日本に事業所を置く米製薬企業の担当者は、日本での薬開発について「臨床試験にかかる費用が高く、書類を日本語で書くので手間がかかるといった負のイメージが強い」と明かす。
▶厚生労働省▷2024年度、薬の審査機関の拠点を米国に設置▷新興企業に働きかけ、承認申請の相談などに無料で応対
▶日本希少がん患者会ネットワーク理事長 真島喜幸氏「参加者を集めやすくすることで、臨床試験をスムーズに進められるようにしたい。それが患者の利益になる」と明かす。
▶山本氏「新興企業の間に日本でも開発しようという雰囲気を作る。対話を重ねれば状況は変わるはず」と手応えを感じ始めている▷山本氏の訪問した企業のうち2社は国内で臨床試験を開始▷試験準備中の企業もあり

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